てつ接骨院の思い2

今日の失敗とてつ接骨院の思いを聞いてください。

今日、初めて来られた患者様を怒らせてしまいました。

接骨院での保険施術は原因がはっきりとしたケガのみと決められており、肩こり腰痛は保険適応外になります。
また同時に2か所の接骨院にかかることはできないと定められています。

この方も3~4日前に腰を痛めて来院され原因はわからないとのことだったので自費になる可能性を了承してもらい問診に入りました。
痛めた日にちが近いこともあり、何とか原因を特定し保険適応になるように努力しましたが、途中で1週間前に別の接骨院で保険を使って肩こりの治療をしたといわれました。

肩こりの保険診療は不正請求ですし、そういった接骨院は肩回りだけでなく、触った場所すべて、腰や足まで請求していることが多くあります。
その状態で当院でも保険を使うと双方の接骨院での請求内容に矛盾や重複が生まれ不正請求を疑われます。
そこで腰は触られていないか、施術内容や通院状況をお伺いしていたところ、「もういい!なんかめんどくさい!こっちは治療してほしくて来てるのに!」と言われ帰っていかれました。

ここまでお読みくださった方はお気づきかと思いますが、、、、、

そう!めんどくさいんです!

不正請求をしている接骨院やそれを悪用している利用者の方が本当に多くいるため、保険適応は年々厳しさを増しています。
それにより保険を使うための制約が増えています。

これは接骨院業界の問題であって、今回の患者様にはなんの非もなく、本当に申し訳ないと思いますし、ひたすら平謝りでした。
いつも保険が使える使えないの説明をするときも、「ほんとにめんどくさくてすいません」と謝りながらの問診です。

今回も何とか保険が使えないかとあれこれと説明や質問をしたのが裏目に出てしまいました。
そりゃそうですよね、今まで通った接骨院ではこんな説明も受けずに、どんなものでも楽に保険施術を受けられたのに、いきなり出てきたぽっと出の若造にめんどくさいこと言われればイラっと来ます。

ただなぜこんなにめんどくさい説明をするのかには理由があります。

原因がわからないなら「はい自費です。」としてしまえばいいだけです。
ですが、他では揉んで欲しいだけの人が保険を使って安くやってもらえるのに、治療が必要な人を自費でやるというのにどうしても納得できない。

結局保険が使えないことも多いですし、それでも治したいからと自費で通ってくださる方もみえます。
もちろんそういう方には通院頻度が少なく済むように自宅でのケアなどのご指導し金額的負担が少なくなるなるように努力もします。
でも使えるのなら使って負担なく治っていただきたいと思ってしまいます。

今回の方はそれを望んではいなかったのかもしれませんね。
最初から自費として施術してよかったのに、僕の独りよがりで不快な思いをさせたのかもしれません。
深くお詫び申し上げます。

これからも、保険適応が微妙なラインにある時にいろいろと説明質問等することがあると思いますが、必要ない方ははっきり言っていただいてかまいません。
また保険適応ご希望の方は最大限努力いたします。が、ご希望に添えない場合もあります。

合わせてご了承ください。