RICE処置「R」

更新履歴:16.4.4/20.7.6/22.7.14

安静「Rest」

当たり前の話ですがケガをしたら動かさないのが基本中の基本
誰もがわかっていても、きちんとできている人は少ないのが現状です。

一般の人でよくあるのが、アッと思ったときに、痛みがそれほどなく安静の必要なしと判断し使いすぎること。
ほんの少し傷ついただけで済んだものが、その後にストレスを受け徐々に熱を持ち、はれてしまうことがあります。
傷口が開いていくイメージだと思ってください。

安静の仕方は症状の程度はもちろんの事、その人のおかれた環境によって変化します。
難しい判断ではありますがこういう事態も頭に入れておきましょう。

スポーツを行う上での安静はこちらもチェック

スポーツ障害での安静
重症度と競技休止の目安

ちなみに・・・

テーピングやサポーターで固定し、痛み止めを飲み、かばいながら練習・仕事をするのは何の意味もありません。
痛みをごまかし、患部を痛めつけているだけで、安静にしているとは言えません。

テーピング、サポーターをつけたところで、患部へのストレスはなくなりません。
痛み止めは痛みを感じなくさせているだけ、治療薬ではありません。

あくまで安静にする前提で、その安静期間を少しでも楽に短くするための手段です。
仕事やスポーツでいつも通りに動けるなんて夢を見ていてはいけませんよ。

そのための医療機関があります

潔く安静にすることが最も影響が少なく済む方法です。
その為に医療機関があります。
助けになれるだけの知識・技術・設備があります。
一人で悩まず、無理をせず頼ってください。

どの選択肢がより早く、影響を最小限に済むのかを提案するのが僕らの仕事です。
そしてその安静期間もできるだけ負担少なく過ごせるように、日常生活に合わせてサポートしていきます。

しかし、ただ「安静に」とだけいわれ、次は1週間後に来いとそのまま放置をされたり、サポーターやテーピングを行い「頑張って来い!!」と背中を押してしまう医療機関も少なくありません。
きちんと普段からケガの治療をしていて、患者さんに向き合っている接骨院や整形外科を選びましょう。

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