スポーツ障害での安静

更新履歴:16.4.27/20.7.8/22.7.14

スポーツ障害で最も大切なことは安静です

スポーツ障害に悩み苦しみ、この記事にたどり着いた人からすると、それを言ってしまったら元も子もないじゃないかという話ですよね。
しかし早期に競技復帰するためにも、再発を防止するためにも、避けては通れない一番の近道です。

転んで痛めたのなら転んだことが原因、殴られて痛めたのなら殴られたことが原因。
練習し過ぎで痛めたのなら練習をしすぎたことが原因です。
原因となるものを解消しない限り治りません。

こちらをご参照ください。
スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害の重症度と競技休止の目安

学生は限られた期間しかない

中高生の学生生活はたったの3年間という短い期間。
だからこそ、早期治療、早期復帰で、競技を休む期間をできるだけ短くするための安静です。
休むことを過敏に拒絶し無理をすれば、いつまでも本領発揮することはできず、あっという間に3年が過ぎてしまいます。
何より悪化させてしまうと、中学、高校、大学、社会人と、この先の競技人生の足かせを作ることになります。

安静とはバージョンアップ

競技を休止するといっても何もせずにいるのはもったいない。
安静を行うことはただ戦線を離脱することではありません。
更にバージョンアップするためのアップデート期間です。

もちろん本人にその気がなければ安静にしたところで、何か変わることはないでしょう。
今までおろそかにしてきた事を自覚して、次につなげる意識が必要です。

ケガをした部分以外は正常なはず。
ケガをした場所に影響のないことはどんどんやりましょう。

座禅

筋トレ

たとえば利き腕・利き足を使うには、使っていない方の手足とのバランスが大切です。
利き腕・足を休ませているうちに反対側を鍛えておきましょう。
また腕がダメなら下半身強化、足がダメなら上半身強化、ほかには体幹トレーニングなどやれることはなくなりません。

ストレッチケア

普段おろそかにしてきたストレッチなどのケア。
こんなときこそ、いやこんな時じゃないとやらないですよね。
もっと言えば普段やってこなかったからこそ、痛めてしまったのかもしれません。
柔軟性のUPはケガ予防のみならずパフォーマンスアップにつながります。

痛めていない場所はどんどんやりましょう。

姿勢・フォーム改善

長く痛みを抱えている子のほとんどは、姿勢や歩き方、走り方が崩れているのが原因。
競技生活をこなせるように、より効率よく、負担の少ない体の使い方を覚え、基礎的な身体能力の底上げを図りましょう。

練習メニュー見直し

今までの練習内容や、普段怠けているメンテナンス、強化、基礎練習を組み込み、意識改革を行いましょう。
そもそも今回のケガやスポーツ障害の原因が隠れているかもしれませんよ。
詳しくは「スポーツ障害の原因」をご覧ください。

てつ接骨院では治療と並行して、これからのケアの仕方や、姿勢やフォーム指導も行っています。
練習から離れる前よりもパフォーマンスを向上させること、再発を防止する事が目標です。

安静時を有効に過ごすことで復帰後には以前よりもパフォーマンスを上げることだって可能なのです。

練習は大切ですが・・・

必要なケア・休息・強化など練習以外のものができていて、初めて成果がでるのです。
スポーツ障害を治したいのであれば、必要なのはケアなのか、休止なのか、強化なのか、練習と同じだけ本気で考えましょう。

その為に医療機関があります。
助けになれるだけの知識・技術・設備があります。
一人で悩まず、無理をせず頼ってください。

スポーツ障害を起こすほど頑張れたあなたの実力は、この程度ではないはずです。
もっともっとチームに貢献し、もっともっと実力を発揮することができるはずです。

しっかりと現実と向き合い、解消し、万全の状態でスポーツを思い切り楽しみ、実力を見せつけてやりましょう!!