説明って大事 ケース1

前回の続き。
なぜ説明の大切さを話そうと思ったのか。

患者様からのご紹介である方がご相談にみえました。

主訴は「どこもかしこもおかしい」

痛い、動かない、感覚がおかしい、死んでいるという抽象的な訴えが多く、今までも整形外科や接骨院で治療を受けだが変わらないんだとも言っていました。
症状が要領を得ないので、とりあえずわかりやすく痛みの出ている膝から治療を開始しました。
ケガではないので自費です。

膝周りの筋肉が単純な機能低下を起こしていたので、基本的なリハビリを行っただけで、改善がみられてきました。
そして、その方はそろそろ他の場所もと言われたので、改めて症状の確認をしたところ「足が死んでいるんだ」と。

死んでるとはどういうことかと伺うと、「指が動かない、痛い」
じゃぁどういう時に痛みを感じるか聞くと、「いつも痛い」
動かないというのは?には「死んでいて動かない」
では具体的にどこに痛みがあって、どの動作で動かないのか聞くと、「全部」

この時した説明は・・・・

  • 長い間足の不調に悩まされてきた事で、とにかく足がおかしいという事にだけ囚われて、細かい症状に目が行かなくなっている事
  • 動きや痛みの出かたを見た限りでは、もちろん体のリハビリをすることになりますが、そこまで重症ではないので心配ない事

これらを伝え、とりあえず治療はまだ開始しないで、これからの生活で症状の再確認をしてくださいと指導しました。
また今必要なのは心のリハビリで、改めて一から足と向き合い現状を理解して治療方針を決めていきましょうと提案しました。

今までに接骨院、整形外科に見てもらったことはあったのに・・・

今までの治療内容を確認すると、電気をかけてさすってもらっていた、注射と痛み止めと湿布を出されただけで、リハビリの「リ」の字も受けていませんでした。

さらに言えば、この方は今まで接骨院、整形外科へ治療に通ったにもかかわらず、

  • 今、体に起きているのはどういう事なのか、
  • 原因は何で、なぜその原因で痛みなどが出ているのか

という説明を受けた事がなく、さらにはそれに対して、

  • なんの治療をしているのか
  • どういう効果を狙っているのか

というのも教えてもらえず、ただ通っていただけだったという事です。
それも使えないはずの健康保険を使って。

原因の説明をして、必要な治療を提案する。

この当たり前の事を受けられなかったせいで、治療を受けているにもかかわらず好転しない足に自暴自棄になり、考える事が出来なくなり、必要以上に重症なモンスターと戦っているんだと思い込み、悩み苦しみ、ただただ不安な毎日を過ごしていたのです。

結局、この方は足の治療はしませんでした。
症状に向き合ってもらい、足の使い方と自分でのケアをしてもらっただけで痛みが少なくなりました。

正当性のない高い料金も

また保険を使ってあげるよという誘い文句で通わせた挙句、 説明も、西洋医学的治療もせず、 医学的根拠のない整体に追加料金を加算し、保険を使っているのに当院の自費料金よりも高い料金を払っている方もいます。

患者さんに何の利益も与えていないどころか、精神的、金銭的なストレスを与えているだけという状態です。
さすがに頭にきています。
誤解のないよう言いますが整体がいけないというわけではなく 「説明も、西洋医学的治療もせず 」というところにです。(この件ついてはいつか書いてやろうとたくらんでいます(笑))

これらケースは今回に限った話ではなく、てつ接骨院においては「あるあるネタ」、いや、ちゃんと治療をしているところではどこでもよくある事だと思います。

皆さんは今行っている病院、治療院できちんと説明をうけていますか?