ももの前のストレッチ

更新履歴:16.5.22/20.1.20/22.4.14

大腿四頭筋のストレッチ

大腿四頭筋は「大腿直筋」「中間広筋」「外側広筋」「内側広筋」の4つの筋肉を合わせたものを言います。
大腿直筋の後ろを中間広筋が通り、内側広筋と外側広筋と合わさって、膝蓋骨を通り大腿四頭筋腱となりスネの辺りに付きます。

膝を伸ばす、股関節を曲げるときに働き、ジャンプ、ダッシュをする際に活躍します。
体の中で最大の筋肉で、大きなエネルギーを必要とする筋肉です。

ココが硬くなることでスポーツ障害の原因になったり、高齢者の膝の痛みや、正座やしゃがみ動作の制限を引き起こします。
また骨盤のが前に倒れ、反り腰を引き起こし腰痛の原因になる筋肉の一つです。

こんな人におすすめ

  • 膝のお皿や前面が痛い人(慢性膝痛
  • オスグッドジャンパー膝の人
  • バスケ、サッカーなどダッシュやジャンプ動作の多い競技のケア
  • 反り腰改善
  • 基礎代謝量を上げたい人(痩せたい人)
  • 血行促進、冷え性の人

ストレッチの基本

筋肉を伸ばすことは簡単ですが、基本をしっかり知らなければ効果は出ません。

まずはストレッチの基本を確認。
ストレッチとは

次に全ストレッチに共通する重要ポイントです。
これが出来てない人はほぼ無意味です。
ストレッチのやり方

方法

では詳しいやり方です。

うつ伏せ、立位のやり方

  1. 股関節を伸ばしたまま
  2. 足首を持ち
  3. かかとをお尻に向かって膝を曲げる
  4. ももの前のツッパリ感を確認
  5. まっすぐ・内側・外側の3方向

このやり方でも体勢は何種類もあります。

あくまで、ももの前のストレッチなので、別のところが痛い場合、スポーツ障害の人は普段痛みの出ている患部に痛みが出る場合は別の体勢で行ってください。

仰向けでのやり方

上記のほかに仰向けで行う方法もあります。

  • 片足を折りたたみ後ろに手をつく
  • ゆっくりと腕を曲げていき上半身を後ろへ倒す
  • ももの突っ張る所で静止

いきなり倒れるのではなく、まずは「曲げた足と反対の肘」をつき、それから「両肘」「反対肩」「両肩」の順番で床につけ、つっぱり感のある位置で止めましょう。
これができる人はそれなりに柔軟性のある人です。
無理をしないように行ってください。

【注意事項】

  • 立ってやる場合は転倒に注意!
  • 姿勢はまっすぐを意識!
  • うつぶせの時はお尻が上がらないように!
  • 仰向けの時は急に倒れずゆっくりと!
  • 膝を曲げるときはひねらないように注意!
  • ももの前の筋肉を意識し別の場所に痛みがある場合は無理をしない