足首の捻挫
初回投稿日:2016.11.25
捻挫と言えば足首、足首と言えば捻挫というくらい、誰でも一度は聞いたことや経験があると思います。
段差を踏み外した時やスポーツ中など起こりやすい場所になります。
【症状】
多くは外側のくるぶしの下のあたりを痛めますが、内側の損傷も少なくありません。
軽度のものは、くるぶしに沿って押した時の痛みや、足を下へ伸ばした時、足の裏を内側に返した時に強い痛みが起こります。
中度になると、くるぶしの周りが大きく腫れ、ひどいものでは足全体が大きく腫れあがります。
重度のものでは、くるぶしから骨に沿って3センチほど上のあたりにも痛みが起こり、これは骨の損傷が疑われます。
【原因】
捻ったときにくるぶし下のじん帯が引き伸ばされることで起こります。
足首の関節の硬さ、逆にゆる過ぎる場合にも起きやすくなります。
かかとの高いヒールや厚底の靴でも起こりやすいので女性は注意が必要です。
スポーツ中のケガでは
- ジャンプからの着地の際に人の足に乗る
- 地面の傾斜や凸凹などのコンディション
- 急な切り返し動作での損傷が多くみられます。

【治療法】
後述のRICE処置はもちろん行いますが、医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
湿布や痛み止めでは気休めにしかならず、軽度のものでも固定などの処置が必要です。
また骨折の疑いのあるものは整形外科にて対診を行う必要があるため紹介状をお出しします。
まずはレントゲン検査の必要の有無を含め、ご相談ください。
微弱電流療法
微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
固定
中度以上のものはしっかりと固定することが大切です。
中度のものでは包帯固定を行い、ひどいものはそれ以上にしっかりとした固定を行います。
固定・テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
テーピング
軽度の場合に筋肉の動きをサポートするために行ったり、関節を固定し患部の安静を行います。
てつ接骨院では固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
痛みの除去・軽減をし目的としたピックアップテープ、筋肉の動きをサポートするキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして早期回復を目指します。
またキネシオテーピングには腫れを早期に軽減するのに高い効果があります。
固定・テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
リハビリ
ケガの多くはほとんどの場合、運動復帰のためのリハビリが必要です。
安静にしている間に固まってしまった関節や、落ちてしまった筋力を戻すための機能訓練となります。
これをおざなりにしてしまうと、再発や、パフォーマンスの低下につながります。
詳しくは「リハビリ」をご覧ください。
インソール療法
ランニングフォームや地面への足のつき方に問題があり捻挫をしやすい場合に効果的です。
てつ接骨院では個人に合わせたオーダーメイドインソールや、その機能を取入れた既製インソールを取り扱っており、ご希望に合わせたインソールをご提供いたします。
インソールについては「ツールメニュー」よりご覧ください。
【自己ケア】
RICE処置
ケガの基本になります。
ケガをした時は炎症や腫れが徐々に起こります、大したことないと、運動や歩行を続けるとより炎症や腫れが強くなり、その後の経過に大きくかかわります。
RICE処置はこちらで確認!!
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫・固定)
Elevation(挙上)
こちらも合わせてご覧ください。
スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害での安静
スポーツ障害での安静の目安
あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。