スポーツ障害の重症度と競技休止の目安
初回投稿日:2016.4.27
スポーツ障害は安静が必要、といってもそんなに簡単にはできません。
可能な限り競技継続をしながら治療していきたいところです。
症状が軽度の場合は練習を継続しながら、治療をしていく事も可能です。
軽度な症状とは
- 練習の開始直後痛みがが次第に痛みが無くなる
- 練習が終わってから痛みが再出するが次第に引いていく
- 練習中の特定の動作で痛みが起こる
この場合は、練習前のウォーミングアップ、練習後のアイシング・ストレッチなどのケアをしっかりと行うことを前提に競技をしながら治療を行います。
特定の動作のみで痛みがある場合はその動作だけを休止し、痛みの出ない動作の範囲で練習を行いましょう。

練習開始直後の痛みはウォーミングアップにより筋肉、関節の柔軟性をあげることで防ぐことも可能です。
そして練習後、アイシングを行うことで、練習によって起きた炎症を抑え、症状の悪化を防ぐことにつながります。
またストレッチは練習により疲労した筋肉をケアし、柔軟性が低下しないように、また向上するために行います。
これにより患部に加わるストレスを軽減できます。
アイシングの詳細はこちら。
これらで対処できなくなってきたら競技継続の引き際です。
次の項目にお進みください。
安静が必要な症状
これらを行っても痛みがその日のうちに収まらない、日がたつごとに悪化していく、という人は安静が必要になります。
次の症状は安静が必要になります。
- 日常生活動作でも痛い
- 動いている間ずっと痛い
- 何もしていなくても痛い
- 痛みが出始めて一週間以上たっている
スポーツ障害の種類や各々の環境で、運動休止が必要ない場合もありますが、あくまで自己判断の為のわかりやすい目安です。
接骨院などの医療機関でしっかりと判断してもらう事をお勧めします。
最後に
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