腱鞘炎
初回投稿日:2017.11.22
手をよく使う環境ではよく耳にする腱鞘炎。
使い過ぎにより起こり、治りにくいのが特徴です。
親指の付け根に起こる「ドケルバン病」が有名ですが、アキレス腱炎もいってみれば腱鞘炎です。
好発環境
- テニス、バドミントン、卓球などのラケット競技
- 手首、指を繰り返し使う演奏弦楽器・打楽器・鍵盤楽器
- 右の親指で楽器を支える木管楽器
- 商品を持っては置くレジ業務・ピッキング作業
スポーツ、楽器演奏ともに初心者に多く、技術が低いことが手首、指に余計な負荷がかかる原因となります。

【症状】
多くは手の甲側、親指の付け根に起こりますが、小指側や中央にも起こります。
物を持って手首を動かす動作で痛みが走り、患部を押さえても痛みがあります。
ひどいものでは慢性的な炎症を起こし、腫れや熱感、皮膚に赤みを帯びることもあります。
【原因】
手首の腱は腱鞘というトンネルを通っています。
使い過ぎにより筋肉や腱が硬くなり、隣り合っている筋・腱や腱鞘とこすれあい、その刺激で炎症を起こすことで起こります。
その後炎症が引いても、筋・腱、腱鞘などの組織同士に癒着(くっつきあうこと)を起こし、さらにこすれあうストレスが加わりやすくなります。
また産後では、むくみやすくなることに合わせて、子供を抱くことが急激に増えるため、起こりやすいと言われています。
【治療法】
炎症が強い場合RICE処置の安静・アイシングも行いますが、医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
湿布や痛み止めでは気休めにしかならず、軽度のものでも固定などの処置が必要です。
微弱電流療法
微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
その後筋肉の柔軟性を取り戻すための筋肉通電を行い再発防止を目指します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
固定
中度以上のものはしっかりと固定し患部を安静にすることが一番早期回復につながります。
程度により、伸縮性のないテープや包帯、ひどい場合はさらに手首の型をとった固定板を当てて固定します。
こちらもご覧ください。「テーピング・包帯法」
テーピング
軽度の場合にも行います。
筋肉の動きをサポートするために行ったり、関節を固定し患部の安静を行います。
てつ接骨院では固定して、無理やり競技や仕事をを行うことはお勧めしません。
腱鞘炎は組織同士の摩擦を減らすことが有効であり、キネシオテーピング療法が効果的です。
さらに筋肉の動きのサポートを行い、負荷を減らして早期回復を目指します。
またキネシオテーピングには腫れを早期に軽減するのにも高い効果があります。
こちらもご覧ください。「テーピング・包帯法」
リハビリ
炎症が落ち着いてきたら行います。
腱鞘炎はリハビリがとても大切です。
腱の摩擦を減らすためにも、筋肉の柔軟性を取り戻すためのストレッチは必要不可欠です。
症状が改善した後も、原因となる競技や作業を続けるために再発予防として自分でやれるようになることが大切です。
こちらもご覧ください。「リハビリテーション」
【自己ケア】
RICE処置
炎症が強く出ている間は安静・冷却が基本です。
RICE処置の安静・冷却はこちらで確認!!
Rest(安静)
Ice(冷却)
ストレッチ
炎症が起きている間は決してやらないでください。
手首のストレッチ 掌側 甲側
親指の甲側のストレッチ
あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。