ぎっくり腰

更新履歴:22.11.12

一般的な腰痛症は誰もが一生に一度は経験するといいます。
そういった腰痛症を放置しているとぎっくり腰起こしやすく、さらに、きちんとした治療を行わないとそのせいで慢性的に腰痛症を残しやすくなります。
つまり慢性腰痛とぎっくり腰は共に悪循環を起こしやすく、何年も慢性腰痛やぎっくり腰を繰り返している人は今までの治療を見直してください。

また、ぎっくり腰の治療は、慢性腰痛の改善・予防につながります。
腰痛 治療編」をご参考ください。

好発環境

  • 全人類、全年代

腰痛は肩こりと同様に二足歩行の宿命と言われています。
腰からももにかけて柔軟性が低下している方、反り腰猫背など姿勢の悪い方はリスクが高くなります。

またスポーツのしすぎでも発症し、放置したまま運動を続けていると「脊椎分離症」になりやすくなるため注意が必要です。

症状

不意に重いものを持ち上げようとした時はもちろんですが、お辞儀をしただけ、紙一枚拾っただけでも発生します。

腰に突然、文字通り「ギクッ!!」とした痛みが走り、欧米では「魔女の一撃」とも表現されます。

酷いものではその場から立てなくなり、腰全方向への動きに激痛を伴います。

  • おじぎ、腰をそらす、右左に倒す、ねじる動作で痛い
  • 起立時、起き上がり、寝返りが痛い
  • 腰をまっすぐに伸ばすことができない

原因

詳しい原因はわかっていませんが、腰には骨が背骨しかなく、腰の安定を筋肉に頼っているためストレスを受けやすい場所です。
腰は、腰の筋肉、お尻の筋肉、骨盤の関節が集まっている場所のため、それらのバランスが崩れることで腰にストレスが集中しやすくなります。

慢性腰痛を放置している、または正しい治療を受けていない人も多く、ぎっくり腰のリスクを残したまま生活をしているケースが多く見られます。

ヘルニアだという人もいますが、ヘルニアは多くの場合足への痺れや麻痺が主症状であり、それとは関係なく腰痛の治療を行えば改善するため関連性は少ないように思います。
詳しくはこちらもご覧ください。
腰痛の原因はヘルニアだけ?

脊柱起立筋
お尻の筋肉

ストレスの原因

  • 筋肉の柔軟性の低下
  • 足のアーチの低下
  • 過度な運動量、練習頻度
  • 筋力不足
  • 運動後のケア不足
  • 悪いフォームでの運動

詳しくはスポーツ障害の原因をご覧ください。

てつ接骨院にお越しの方の多くは、腰からももの柔軟性が低下している人が多く、そのせいで腰へのストレスが集中し炎症や損傷を起こすことが考えられます。

反り腰や猫背により腰へのストレスも増大します。

子供たちでは運動量の多さやケア不足が多く、さらには姿勢の悪い子供も増えているため、昔よりも発症しやすい傾向にあります。

治療法

酷いものでは2〜3日の安静にしつつ、出来る範囲から軽いリハビリを始めていきます。

本格的な治療となるリハビリは炎症等が治らないと開始できません。

しかし炎症、損傷は自己治癒力に頼るしかなく、テーピングにより負担を軽減し、微弱電流で自己治癒力を高める治療を行いできるだけ早いリハビリ開始を目指します。

また痛みが軽くなっただけで治ったと勘違いしている人が多いですが、冒頭で書いたように、きちんとリハビリを行い腰の機能を取り戻さなければ、繰り返し腰痛を発症することになるため最後までしっかりと治すことが重要です。

詳しくは「腰痛 治療編」をご参考ください。