注意すべき打撲(うちみ)

打撲(うちみ)は、転倒や衝突などによって身体に外から強い力が加わり、皮膚の下にある皮下組織や筋肉、血管などが傷つくケガです。
軽い打撲であれば、時間の経過とともに自然に改善することも少なくありません。

しかし、ぶつけた場所や損傷の程度によっては、痛みや腫れが長引いたり、硬いしこり、組織の癒着などが残ったりすることがあります。
また、強い衝撃によって筋線維まで損傷している場合は、一般的な軽い打撲とは異なり、肉離れに近い状態として考える必要があります。

 

好発環境

  • 接触の多いスポーツ(サッカー、ラグビー、バスケットボールなど)
  • 打撃を受ける格闘技・武道(空手、柔道、剣道など)
  • 転倒を伴いやすいスポーツ(スキー、スノーボード、自転車、スケートボードなど)
  • 階段や段差での転倒
  • カートや台車での運搬作業
  • 箱や荷物を落として身体に当たる

原因

強い衝撃を受けると皮下組織や筋肉が圧迫され、血管が傷ついて皮下出血(あざ)や炎症が起こります。
これが一般的な「打撲(うちみ)」です。

強い衝撃や繰り返しの衝撃

加わった力が強かったり、同じ場所に繰り返し衝撃が加わったりすると、損傷が深くなります。

例えば、

  • サッカーで相手の足や膝が足首・太ももに当たる
  • 武道で蹴りを受けたり、ガード時に肘・膝が当たる
  • 運搬作業中に台車が当たったり、足に荷物を落とす

特に、すね・膝・肘のように骨が皮膚のすぐ下にある部位は、衝撃がダイレクトに組織へ伝わるため損傷が大きくなりやすい特徴があります。

筋肉まで損傷した場合

筋肉に強い衝撃が加わり、筋線維まで損傷している場合は、一般的な打撲というよりも肉離れに近い状態として、適切な治療やリハビリが必要になることがあります。

症状

一般的な打撲の症状

軽度の打撲では、次のような症状がみられます。

  • 患部の圧痛(押すと痛む)
  • 動かすと痛い
  • 腫れがある
  • 内出血やあざがある
  • ぶつけた場所に熱感がある
  • 打った場所に違和感がある

このような症状でも、損傷が軽ければ時間とともに徐々に改善していきます。

ただし、「打撲だから放っておけば大丈夫」とは限りません。

注意が必要な打撲の症状

大きく「ぽこん」と腫れている

皮下や筋肉内に血液が溜まる「血腫(けっしゅ)」の可能性があります。大きくなると硬いしこりや痛みが長引く原因になります。

明らかなへこみがある

太ももやふくらはぎなどの筋肉を強打し、そこに明らかなへこみがある場合は、筋肉の損傷を伴っている可能性があります。
この場合は、一般的な軽い打撲とは異なり、筋肉の損傷を考える必要があります。

動かすと強く痛む

打撲した場所だけでなく、筋肉を動かしたときに強い痛みが出る場合は、筋線維など筋肉そのものが傷ついていることがあります。
この場合も肉離れに近い状態の可能性があります。

硬い骨の真上を強くぶつけた

すね・膝のお皿・肘などは組織が強く圧迫されるため、しこりや押したときの痛みが残りやすくなります。

特にスポーツでは、すねや肘など同じ場所を繰り返しぶつけることがあります。
その場所に痛みや硬さが残ると、競技中に再び当たった際に強い痛みが出るなど、後々のプレーにも影響することがあります。

また、頭部・胸部・腹部などを強く打った場合は、内臓や脳への影響も考慮し、速やかに医療機関を受診してください。

治療法

打撲の治療は、損傷の程度や受傷からの経過を確認したうえで行います。

軽い打撲であれば自然に改善することもありますが、腫れや痛みが強いもの、筋肉まで損傷しているもの、硬さやしこりが残っているものでは、状態に合わせた治療やリハビリが必要になることがあります。

てつ接骨院では、患部の状態を確認し、必要に応じて微弱電流療法やテーピング、リハビリなどを組み合わせて治療を行います。

詳しくは「打撲 治療編」をご覧ください。