肩こり・緊張性頭痛
更新履歴:19.5.7/22.5.23
緊張性頭痛とは肩こりや首の筋肉の緊張からくる頭痛のことで、筋肉の柔軟性を高め血行を促進することが大切です。
単純な肩こり、首コリも、筋肉自体の柔軟性低下、血行不良から起こる為リハビリが最も大切です。
原因となっている筋肉によって痛みの場所に違いがあります。
これらの原因をすぐに「体のゆがみ」に誘導されがちですが、ゆがみは、こり、痛みと同じく「症状」であり「本当の原因による結果」です。
必要なことを行えばこりと同様にゆがみは自然と少なくなっていきます。
詳しくは「ゆがみの考え方」をお読みください。
【症状】
肩こり
首、肩、背中にかけて重くだるいような症状が出ることはもちろん、下記の緊張性頭痛や、腕のしびれなどが出ることもあります。
緊張性頭痛
偏頭痛とは違い、外側から頭が締め付けられるような持続的な痛みであることが多いです。
また、痛みの出ている場所によって原因となる筋肉が変わります。
後頭部に痛みがある場合……僧帽筋、頭板状筋など
側頭部に痛みがある場合……斜角筋など
こめかみ、眉間に痛みがある場合……胸鎖乳突筋など
片頭痛(偏頭痛)とは違います。
片頭痛はストレスや、食生活や生活習慣のみだれからくることが多く、内側からズキンズキン、ガンガンと響く、脈打つような痛みであることが多いです。
片頭痛は血行を抑制すると良い事がわかってきているため、緊張性頭痛と片頭痛では対処法が真逆です。
自己判断で片頭痛と決めつけたり、逆に、なんでも歪みのせいという接骨院などで緊張性頭痛と決めつけられないよう気をつけましょう。
【原因】
猫背
首の前や横が縮まった状態が続く事や、頭が前に落ちている事で首の後ろの筋肉に負荷が多くかかり首から肩にある筋肉の柔軟性低下につながります。
長時間のデスクワーク
たとえ正しい姿勢だったとしても長時間同じ姿勢でいれば、その姿勢を保つ為に使う筋肉が疲労し硬くなっていく事は当たり前です。
姿勢が悪ければなおのこと早く硬くなります。
筋肉の血行不良
そもそもの筋肉自体が硬く緊張している事で、そこに血行不良を起こし症状がでやすくなります。
さらには血行不良が原因でより硬くなっていく悪循環が起こります。
筋肉の柔軟性低下
上記の原因により、頭を支える僧帽筋・肩甲挙筋・板状筋や、首の横、前についている斜角筋・胸鎖乳突筋の柔軟性が低下しさらに姿勢や、デスクワークの負荷の悪化につながります。
これらが重なり合った結果として肩こりや緊張性頭痛を起こします。
緊張性頭痛のある人は肩こりもある事が大半を占めます。
ちなみに天気で左右されません。
また左右されていると思っていても、実は基本的な上記の原因で起きてるのに、妄信的に天気や気候のせいにしてしまっている人が大半です。
一度先入観を捨てて基本に立ち戻ってみると思わぬ変化が
治療法
上記いくつかの原因はお互いに関連しあって、悪循環を起こしています。
どれかをよくするのではなく、全体的に平均点を上げていく事が大切です。
姿勢を意識し、デスクワークなど負担がかかる量を調整し、筋肉の柔軟性を上げ、血行を促進していく。
文字で説明すると大変なように思えますが、実は、大変です。
コツコツ生活習慣に組み込んでいくしかありません。
時間がかかるからこそ、無駄なことはせず効率のいい方法を選ばないといけません。
もちろん整体や揉みほぐしではありませんよ。
詳しくは「肩こり・緊張性頭痛 治療編」をご覧ください。