手根管症候群
腱鞘炎・バネ指と同じく、家事や手仕事、楽器演奏など手をたくさん使う人に多く起こりやすい、掌や指がしびれる症状です。
手の感覚に問題が起こる為、繊細に表現する楽器演奏や、精巧な技が必要な職人さんは影響がより大きくでます。
手の痺れは、頚椎の問題や、首の筋肉の柔軟性の低下などが原因となることもありますが、今回は腕の筋肉が原因で起こる痺れについて解説していきます。
好発環境
スポーツ
- テニス、バドミントン、卓球などのラケット競技
- 手を使う競技全般
職業・作業
- 金槌など工具を強く握る職人や整備士
- 商品を持っては置くレジ業務・ピッキング作業
- 手を多く使う家事作業
- 草むしりや農具を扱う庭・畑仕事
楽器演奏
- 弦楽器(弦を強く押さえる・長時演奏)
- 鍵盤楽器(緻密な運指)
- 木管楽器(右の親指で楽器を支える)
- 打楽器(細かいスティック操作)
症状
- 主に親指から中指のしびれ
- 手首を手のひら側に90度に曲げ、手の甲を合わせ1分程度でしびれが強くなる(ファーレンテスト)。
- 手首の腹側を指先で軽くたたくとしびれが痛みが響く(チネルサイン)。
- 手のひらの親指の付け根のふくらみ減少、筋力低下

原因
主に手の使いすぎとケア不足が原因になり、掌側の手首から肘についている筋肉の柔軟性に問題があります。
手首の掌側には手根管というトンネルがあり、正中神経と手を握るための屈筋腱が複数通っています。
使い過ぎによる筋肉や腱の硬さ、女性に多いホルモンの乱れによるむくみが原因で神経の通り道が狭くなってしまうことが原因とされています。
さらに筋・腱、組織に癒着(くっつきあうこと)を起こし、治りにくくなります。
治療法
手根管症候群は湿布や痛み止めでは気休めにしかならず、日常生活の動作や習慣の管理や、患部の環境をよくするためのリハビリが重要です。
医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
使い過ぎによる前腕の筋肉の柔軟性の低下が主な原因となる為、まず使いすぎる環境を見直す必要があります。
手の使い方や、競技・演奏フォームを見直し最小限の負担で最大限のパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。
またすでに硬くなってしまった筋肉はリハビリをしなければ元に戻りません。
「手根管症候群 治療編」をご参考下さい。
更新履歴:17.11.7/22.2.10/22.7.11/23.3.2


