坐骨神経痛
初回投稿日:2017.12.5
足のしびれでよく聞く坐骨神経痛。
実はこれ正式な病名ではなく、「よくわからんけど、おしりからもも裏の外側にかけて出る、よくわからん痛み」の症状名なんです。
ヘルニアや脊柱管狭窄症が代表的ですが、持っていても無症状という人が多く、実は梨状筋症候群、おしりの筋肉のトリガーポイントによる関連痛といったものが原因で起こることがほとんどです。

今回は接骨院の施術で改善が見込める、梨状筋症候群と殿筋のトリガーポイントによるものに焦点を当てて書いていきます。
【症状】
主にお尻からももの外側にしびれや鈍痛を感じ、立ち上がる時やお辞儀をしたときにズキーンと痛みが走ります。
またひどいものでは常時しびれや鈍痛が出た状態が続きます。
お尻にある筋肉や外側の筋肉を押した時に同時に足にかけての痛みが出現することも特徴的です。
【原因】
ヘルニアや狭窄症がある人も多いと思いますが、それらは症状を出さないことも多く、坐骨神経痛の原因ではないことがよくあります。
梨状筋症候群
お尻の尾骨の横付近にある梨状筋には名前の由来となっている坐骨神経が通っていて、梨状筋の下を通っていたり梨状筋を貫いて走っている人もいます。
そのため梨状筋が硬くなり神経が挟まれ圧迫されることで、坐骨神経が刺激され起こります。
殿筋トリガーポイント
お尻の外側には中殿筋、その下に小殿筋という筋肉があり、使い過ぎにより筋肉が硬くなりトリガーポイント(簡単にいうと痛みを誘発する悪い筋肉のしこり)ができ、そこから足に向けての関連痛が起こります。
この場合は神経の影響は関係なく、筋肉自体が原因で起こります。
トリガーポイントについてはこちらもご覧ください。
施術内容:トリガーポイント療法
【治療法】
微弱電流療法
微弱電流による筋肉通電を行い筋肉の柔軟性を取り戻します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
リハビリ
症状を改善、再発防止するために必要不可欠です。
整体・揉みほぐしはリハビリとは言えませんのでご注意ください。
ストレッチ
ストレッチにより筋肉の柔軟性を取り戻すことが有効です。
ストレッチは必要不可欠で、症状が改善した後も、原因となる競技や作業を続けるために再発予防として自分でやれるようになることが大切です。
坐骨神経痛に有効なストレッチは次項「自己ケア」をご覧ください。
生活指導、姿勢指導
筋肉の柔軟性が低下する原因のほとんどは仕事やスポーツなどの生活習慣や、そのための歩き方や座り方の姿勢の悪さが原因となっているため、日ごろの習慣を見直す必要があります。
さらにそれらの負担を補うためのケア不足も問題です。
自分でのトレーニングは下記「自己ケア」をご参考ください。
ツール療法
てつ接骨院では姿勢トレーニングに効果的なツールも各種取り揃えております。
人により最適なツールは異なります。
- 肩・肩甲骨の使い方が悪い場合にアプローチする「POSTURE2.0」
- 偏平足、走行時のフォームなどを補正し改善させる「オーダーメイドインソール」「UTI」
- 骨盤を正しい位置に促す「TANDEN BELT90」
詳しくは「ツールメニュー」をご参考ください。
てつ接骨院では無理に売りつける事は致しません。
ご希望の場合のみご提供しておりますので、気になる方はお申し付けください。
【自己ケア】
まずはこちらをお読みください。
「動かす」と「使う」は違う
ストレッチ
姿勢のトレーニング
柔軟性の低下にはストレッチが有効ですがあくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。