筋力トレーニングとは

更新履歴:16.4.8/20.3.25

てつ接骨院では説明や指導を分かりやすく行うため、リハビリを大まかに「ストレッチ」「筋トレ」「体操」と3種類に分け説明していきます。
あくまで「てつ接骨院」でのくくりかたです。

詳しくは「リハビリの種類」をご覧ください。

筋肉を縮める運動

その名の通り筋力を上げるためのトレーニングです。
筋肉に負荷をかけながら「縮める」ことで筋力を上げることが目的です。
これにより関節や姿勢の安定にもつながります。

効果

  • 階段の昇り降りなどの関節の安定
  • 競技でのパフォーマンスの向上
  • 肩こり腰痛の予防
  • 姿勢・スタイルの改善

不調の改善ではありません

よく痛みや、不調に対して筋トレを行う人がいますが、筋トレはあくまで「正常な機能の強化」です。
起きている問題を解消するものではありません。

悪い例)

  • 腰痛のために腹筋や背筋トレーニングを行う
  • 膝の痛みに対してスクワットやももの筋トレを行う
  • スポーツ障害が起きているのに、たたみかけるように筋トレを行う
  • 無理に筋トレだけを行いケアをしない

痛みのほとんどは、無理な負担や柔軟性低下が原因です。
筋力低下が原因になる事は少なく筋トレをしても、痛いまま無理やり使えるようになるだけです。
それどころか悪化の原因になっていることがよくあります。
問題を抱えている人はまず治療をして、痛みが軽減してから、より強化することで再発予防を目的に正しいタイミングで筋トレを行いましょう。

筋トレと言えば

ムキムキになるためやシェイプアップに行うものとして馴染みがあると思います。
これは「アウターマッスル」と呼ばれる最大出力を発揮する時に使う筋肉のトレーニングです。

これとは別に「インナーマッスル」のトレーニングも重要とされています。

インナーマッスルとは

インナーマッスルとは体の軸を支える筋肉の事で、体幹トレーニングと呼ばれるものがこれにあたります。
これがないとアウターマッスルを鍛えてもパフォーマンスを十分に発揮できません。

どれだけ火力の強い砲弾を打っても、それを支える砲台が弱ければ崩れてしまうということです。

つまり体を鍛えるとはアウターとインナーをバランス良く鍛える事が大切です。

土台の弱さの例

また加齢や運動不足で筋力が落ちると、関節を支えることができず骨に負担がかかり痛みや変形の原因となります。
関節を支える筋力を鍛えることで膝や腰の痛みを改善することができます。

トレーニング方法もアウターとインナーでは全く違います。
詳しくは筋トレのやり方をご参考ください。

ケアをしないなんて愚の骨頂

せっかくトレーニングで筋肉を追い込んでも、ケアをしなければ水の泡。

鍛えるだけ鍛えてもストレッチをせずにほっておくと、柔軟性が無くなりケガ・痛みの原因になります。
また柔軟性のない筋肉は鍛えても全く使い物になりません。

また鍛えた筋肉への循環を高め、新しい酸素と栄養を送り込み、疲労物質を押し流すことで早期回復が見込めます。

詳しくはこちら。
ストレッチとは
筋トレのやり方

しっかり柔軟性を保ちながら、筋力を上げ、バランスよくトレーニングを行いましょう。