冷え性改善の一例
今日は足のリハビリのお話。
患者様
- 後期高齢者
- 自費メンテナンス通院(慢性症状改善・予防ケア)
- 現在は別のケガを保険治療中
症状が安定しリハビリも軌道に乗ってきたので以前から(僕が)気になっていた場所の機能改善をご提案しました。
足の機能向上と歩行改善!
高齢となり体は元気なのですが転倒することが増えてきていました。
足の機能が低下
- 足首、足の指周りの動きの硬さ
- 歩幅の減少
- バランス機能低下
歩行への影響
- 歩幅減少
- ふらつき
- 足の裏の痛み
もちろん冷え性もある
この方は足の機能が落ちているため、筋肉働きも悪く、冷え性やむくみがもともとありました。
冷え性は、足の血行が悪いことで起こります。
足の指先まで温かい血液を運ぶのはふくらはぎや足の筋肉です。
お風呂に入ったり、靴下を何枚も履いたりしても外側が温まるだけで、指に血液が流れてこなければ意味がありません。
冷え性も足の機能改善もやることは同じ
そもそも、今回の目的は足の機能を上げる事。
それにより、歩行の安定感や力強さを獲得することが目標です。
そのための手段として、足首や指のストレッチや体操を行いました。
これは冷え性やむくみの改善にもつながる為、付随して次のような変化がありました。
赤黒くうっ血していた足の色が!
写真の様に、左はまだリハビリ前、右はリハビリ済み。
わかりやすく色が変わっていることが確認できます。
あまりにもわかりやすく違いが出ているので嘘くさいですが大丈夫です安心してください。
すぐに元に戻ります。
一時的に指先に血液が流れてきているだけで、足自体が変わったわけではないので元の赤黒い色に戻ってしまいます。
それぐらいの変化ですので嘘をつくまでもありません。
じゃあ何の意味があるの?
それは「筋肉を動かせば指先に血液が届くようになる」事が実証できたこと。
目指すべき道筋が決まったという事です。
足の機能が上がり、普段の生活で自然と足の筋肉が使えるようになれば冷え性改善が期待できます。
この方は、そもそも足の歩行改善が目標ですので、リハビリによる機能向上を目指していけば、冷え性も改善されるおまけがついてくるわけです。
これからリハビリを続け、一時的な変化ではなく、しっかりと改善し、戻らない足にできるかはこの方の頑張り次第。
家で行うリハビリメニューの指導を行い、やり方を身に着けていくのが当面の課題です。
そのためのサポートが私の仕事
よく自分では何もせず、治療者に全部やってもらい、一回で飛躍的な変化が出ることを期待して来られる方がいますが、まず無理です。
そういう自称ゴッドハンドの人もいますが、私は無理だと思っています。
人生そんな甘い事なかったはずですから。
それよりも堅実で確実な治療法が科学的医学的に証明されています。
それが西洋医学であり、理論的な治療です。
病院にしろ接骨院にしろ、その治るまでの道のりを手を引き、導いていく事が本来の仕事だと思っています。
もちろん接骨院でも施術を行いますが接骨院に来ない日は患者さん本人にもやってもらい二人三脚でやっていきます。
詳しくはこちら。
「リハビリは自分でもやれる。」