体幹トレーニングとは
体幹トレーニングというのは、体でいう胴体を「固めるトレーニング」だと思っている人は多いと思います。
間違いではないですが、てつ接骨院では「強度」と「バランス能力」と指導しています。
強度とは
前述の通り必要に応じて固める強さこと。
一般的なトレーニングのように「強化」が目的です。
プランクやヒップリフトなどが有名で、負荷や時間を徐々に上げて行います。
てつ接骨院では「筋力トレーニング」に分類しています。
筋力トレーニングとは
これを強化する事で、皆さんのイメージ通り、強い体幹を手に入れることに繋がります。
- コンタクトスポーツであたり負けない体幹
- 競技動作で姿勢が崩れない体幹
- 長時間の仕事・楽器演奏に耐える体幹
バランス能力とは
強度は固める強さなのに対し、しなやかで流動的な身体の安定性のこと。
強化が目的ではなく状況に応じて臨機応変に対応する「スキルの習得」が目的です。
クロスモーションやランジが有名で、回数や負荷ではなく、反復練習をおこない「身に着けていくもの」です。
てつ接骨院では「体操」に分類しています。
体操とは
この能力により、不安定な体勢でも安定したパフォーマンスを発揮できるようになります。
- 体勢が崩れた時のリカバリー能力
- 切り返しからダッシュへの素早さ
- 不安定な体勢からのシュート
- すばやい動作転換
どちらかだけではダメ
バランス能力が優れていていれば、相手からのプレスで体勢を崩されても倒れることはないかもしれませんが当たり負けしていては意味がありません。
逆にどれだけ強く固めることができて当たり負けしなかったとしても、すぐに次の動作に移らなければ先に相手にボールを取られてしまいます。
剛柔併せ持って初めて体幹が安定していると言えます。
ちなみに
そんなことわざ無かったかなーと調べてみたらこんな四文字熟語が出てきました。
「緩急剛柔」
寛大に接したり、厳しく接したり、時には頑固に、時には柔和に接すること。
相手に対して、適切な対応が自在にできること。
これは人との接し方に使われる言葉だと思いますが、体幹の「強度」と「バランス」や、スポーツでの状況判断に置き換えても言えますね。