腱鞘炎 治療編

更新履歴:17.11.22/21.8.21

炎症が強い場合RICE処置の安静・アイシングも行いますが、医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
湿布や痛み止めでは気休めにしかならず、軽度のものでも固定などの処置が必要です。

微弱電流療法

微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
その後筋肉の柔軟性を取り戻すための筋肉通電を行い再発防止を目指します。

こちらもご覧ください。「微弱電流療法

固定

中度以上のものはしっかりと固定し患部を安静にすることが一番早期回復につながります。
程度により、伸縮性のないテープや包帯、ひどい場合はさらに手首の型をとった固定板を当てて固定します。

こちらもご覧ください。「テーピング・包帯法

テーピング

軽度の場合にも行います。
筋肉の動きをサポートするために行ったり、関節を固定し患部の安静を行います。
てつ接骨院では固定して、無理やり練習や仕事をを行うことはお勧めしません。

腱鞘炎は組織同士の摩擦を減らすことが有効であり、キネシオテーピング療法が効果的です。
さらに筋肉の動きのサポートを行い、負荷を減らして早期回復を目指します。
またキネシオテーピングには腫れを早期に軽減するのにも高い効果があります。

こちらもご覧ください。「テーピング・包帯法

リハビリ

炎症が落ち着いてきたら行います。

腱鞘炎はリハビリがとても大切です。
腱の摩擦を減らすためにも、筋肉の柔軟性を取り戻すためのストレッチは必要不可欠です。

痛みが落ち付いても、柔軟性がなければすぐに再発します。
また症状が改善した後も、原因となる競技や作業を続けるために再発予防として自分でやれるようになることが大切です。

こちらもご覧ください。「リハビリテーション

【自己ケア】

RICE処置

炎症が強く出ている間は安静・冷却が基本です。

RICE処置の安静・冷却はこちらで確認!!
Rest(安静)
Ice(冷却)

ストレッチ

炎症が起きている間は決してやらないでください。

手首のストレッチ 掌側 甲側
親指の甲側のストレッチ

あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。