肩こり・緊張型頭痛
肩こりは、首や肩周囲の筋肉へ負担がかかり続けることで起こる症状です。
首や肩周囲の筋肉の負担や緊張が続くと、肩こりだけでなく緊張型頭痛を引き起こすこともあります。
「ただの肩こりだから」と放置されがちですが、原因となっている姿勢や生活習慣、筋肉の状態に合わせた対策を行うことで、改善が期待できます。
これらの原因をすぐに「体のゆがみ」に誘導されがちですが、ゆがみも、こりや痛みと同じように、本当の原因によって生じた結果の一つです。
原因に対して適切な対策を行えば、こりと同様に、ゆがみは自然と少なくなっていきます。
詳しくは「ゆがみの考え方」をお読みください。
好発環境
- デスクワークが多い方
- パソコン・スマートフォンを長時間使用する方
- 猫背や前かがみ姿勢が多い方
- 運転時間が長い方
- 家事・育児で同じ姿勢が続く方
- 運動不足の方
症状
肩こり
肩こりは、首や肩、肩甲骨周囲の筋肉へ負担がかかり続けることで起こる症状です。
重だるさや張り感だけでなく、動かしにくさや疲れやすさを感じることもあります。
- 首や肩が重だるい
- 首や肩が張る
- 肩甲骨周囲まで重い
- 首が動かしにくい
- 長時間同じ姿勢で悪化する
- 動かすと少し楽になることがある
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、首や肩周囲の筋肉が緊張することで起こる頭痛です。
頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、肩こりを伴うことが多くみられます。
痛みの出る場所には一定の傾向があり、関与しやすい筋肉も異なります。
後頭部⋯僧帽筋・頭板状筋など
側頭部⋯僧帽筋上部・斜角筋など
こめかみ・眉間⋯胸鎖乳突筋など

片頭痛とは違います。
片頭痛は緊張型頭痛とは原因が異なり、脈打つようなズキンズキンとした痛みが特徴です。
吐き気や光・音に敏感になることもあります。
緊張型頭痛では温めたり筋肉の緊張を改善することが有効な場合がありますが、片頭痛では逆に安静や冷却が有効なこともあります。
両者では対処法が異なるため、自己判断で片頭痛だと思い込んだり、逆に「なんでもゆがみが原因」と説明され、十分な評価を受けないまま緊張型頭痛と判断されてしまったりしないよう注意しましょう。
原因
肩こりや緊張型頭痛は、首や肩の筋肉に負担がかかり続けることで起こります。
頭は約4~6kgほどの重さがあり、それを首や肩の筋肉が常に支えています。
デスクワークやスマートフォンの使用などで同じ姿勢が続くと、首や肩の筋肉へ負担がかかり続けます。
その状態が続くと筋肉が緊張し、血流が低下し、筋肉へ十分な酸素や栄養が届きにくくなることで、痛みや重だるさを感じやすくなります。
その結果、痛みによってさらに筋肉が緊張するという悪循環に陥ることがあります。
猫背
頭が前へ出た姿勢が続くと、首の前側の筋肉は短縮しやすく、後ろ側の筋肉には常に大きな負担がかかります。
その結果、首から肩にある筋肉の柔軟性低下につながります。
長時間のデスクワーク
たとえ正しい姿勢だったとしても長時間同じ姿勢でいれば、同じ筋肉が休むことなく働き続けるため、徐々に疲労していきます。
姿勢が悪ければ、その負担はさらに大きくなります。
筋肉の柔軟性低下
猫背や長時間のデスクワークが続くと、僧帽筋・肩甲挙筋・板状筋・斜角筋・胸鎖乳突筋などの柔軟性が低下します。
柔軟性が低下するとさらに姿勢が崩れやすくなり、首や肩へかかる負担も大きくなります。



猫背や長時間のデスクワーク、筋肉の柔軟性低下などが重なることで、首や肩の筋肉への負担はさらに大きくなります。
その結果、筋肉の緊張や血流の低下が続き、肩こりや緊張型頭痛が起こりやすくなります。
「天気が悪いから起こる」と思われがちですが、多くの場合は姿勢や生活習慣、筋肉への負担などが大きく関係しています。
天気の変化で症状が多少変化することはありますが、その土台には普段からの姿勢や筋肉への負担があります。
また、これらはすぐに「ゆがみ」と関連づけられ、必要のない整体や揉みほぐしを勧められることもあります。
一度先入観を捨てて基本に立ち戻ってみると、これまで気づかなかった改善のきっかけが見つかるかもしれません。
治療法
肩こりや緊張型頭痛は、一つの原因だけで起こることは少なく、姿勢や生活習慣、筋肉の柔軟性など、さまざまな要因が重なって起こります。
そのため、一時的に筋肉をほぐすだけではなく、原因となっている身体の状態を改善していくことが大切です。
一つだけを改善するのではなく、姿勢・柔軟性・筋力・生活習慣などをバランスよく改善し、身体全体の平均点を上げていくことが大切です。
姿勢を見直し、デスクワークなどの負担を調整し、筋肉の柔軟性を高めることで、筋肉への負担を減らし、肩こりや緊張型頭痛が起こりにくい状態を目指します。
症状は一日で作られたものではありません。
そのため改善にもある程度の時間が必要です。
無理なく続けられる方法を生活に取り入れながら、少しずつ身体の状態を改善していくことが、再発しにくい身体づくりにつながります。
当院では、一時的な気持ちよさを目的とした整体や揉みほぐしではなく、原因の改善を目的とした施術を行っています。
詳しくは「肩こり・緊張型頭痛 治療編」をご覧ください。
更新履歴:19.5/22.5/24.1/24.12


