スポーツ障害と成長痛

スポーツ障害と成長痛

今月から月刊トッピィさん掲載されている記事です。
一般的な痛みや不調に対して、都市伝説的に広まってしまっている情報や、様々な理由でミスリードされて教えられている間違った情報など、てつ接骨院での考えを少しずつ小言として毎月お伝えしていく予定です。


少しづつ補足していきますので改めてご参考ください。

”スポーツ障害„はスポーツを多くする事によって起こる炎症や痛みのことで、代表的な部分に、アキレス腱や、かかと、膝の下、スネの内側などがあります。

スポーツ障害の原因についてはこちらをご覧ください。

一部に「スポーツ障害=成長痛。だから成長期は仕方ない」という巷説が伝わっているようですが、これは大きな間違い。
成長痛とは「成長期の子達に多くみられる痛み」であって「成長が原因で出ている痛み」ではありません。

「好発年齢」と「原因」をはき違えてはいけません。
何より成長痛とは通称であり、成長期の子に起こる痛みはなんでも成長痛とひとくくりにしていることがほとんどです。
それぞれにきちんとした原因があるので、そこに目を向けなくては治るものも治りません。

最近の子供達は、体幹やバランス能力が弱く、体も、とても硬いので、走り方や姿勢、足の形が悪く、局所にストレスが掛かり易くなっています。
逆に、練習内容だけはプロアスリートがやっているものを見よう見まねで、どんどん取り入れ、基礎の出来ていない体に高度な負荷を与えるという悪循環が起きています。

まずは見栄えのいい練習をやめ、基礎体力、能力を上げるようなトレーニングが大切です。
体幹や足趾のトレーニングや、姿勢、走り方、競技フォームの見直しなどの基礎練習が有効です。

スポーツ障害は早めの治療と、正しい指導が必要です。痛みの出ている方は、早めにケガの診ることが出来る接骨院や整形外科を受診してください。