RICE処置「I」

初回投稿日:2016.4.4

icing「冷却」

冷やすことですね。
試合後にピッチャーがやっているアレです。

連続の投球では肩や肘が熱を持ち、その後の炎症を抑えるために行います。
同じ動作で同じ場所にストレスが加わり少しずつ損傷しているといえます。

アレ↓

ケガ冷やす アイシング

ケガはこれが一度に起きたもの。
こういったケガのほとんどは炎症を起こし腫れます。
また「安静」の項目でも話しましたが、大丈夫だからと言って動き、炎症が強くなることもあります。
ケガをしたその場では大丈夫でも腫れは時間をかけて起こります。

ケガをした初期の応急処理で、炎症とはれをどれだけ抑えられるかがその後の治りに大きく関わります。
痛めたかもと思ったら一応アイシングを行うことをお勧めします。

最近の傾向

しかし最近では、炎症は治る過程で必要な期間だといわれ始めています。
冷やしてしまうと、治癒に必要な炎症が十分に起きず、逆に治りを遅くしてしまうのではないかというものです。
理論上うなづける内容でもありますが、いまだ判断は分かれます。

まだまだケガの応急処置のスタンダードではあるので、てつ接骨院の方針としては、ケガをした直後はアイシングをお勧めしています。
そのうえで診せていただき、アイシングの判断をしていきます。
また処置はアイシングだけではありません。
きちんとした固定圧迫等の治療を行なえば、アイシングの有無にかかわらず早期回復が期待できます。

アイシングの方法

冷やし方

氷嚢またはビニール袋に水6:氷4を入れ空気を抜き結び、タオルなどで包む。
現場に氷がない場合は、ひとまず流水で冷やしましょう。
保冷剤は硬すぎて患部に密着しないため効果がないどころか、点で接地している所で凍傷の危険があります。
氷代わりに使うときは袋で密閉したものを水袋に入れて代用しましょう。

時間

約20分程度行い1~2時間の休憩、それを2~3日となりますが、ケガのひどさに合わせて決めてください。
そして早めに医療機関で正しい判断をしてもらいましょう。

注意事項

冷シップ・冷却スプレーなどを使っているシーンはよく見ると思いますが、あれらに冷やす効果はほとんどありません。
凍傷に注意しましょう。

ケガをした直後応急処理はその後の治りにとても影響します。
専門的な知識がなくてもできるもの。
そして医療機関にたどり着く前に出来る事。

それがアイシングです( `―´)ノ

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