慢性腰痛
慢性腰痛は不治の病ではありません。
慢性腰痛というのは、負担が積み重なり腰の機能が落ちた結果として出る「体からの大切なサイン」です。
つまり使いすぎや回復不足による「疲れが限界を超えたサイン」とも言えます。
しかし実際には「治らないもの」「年齢のせい」と思い込んでる人、思い込まされている人が多いのではないでしょうか。
改善可能な状態であるにもかかわらず放置されているケースが非常に多いのが現状です。
そういった先入観を正しつつ、正しい情報を受け取ってもらうには、ブログではなかなか難しいので今まで触れてきませんでした。
今回はてつ接骨院で最も多い症例を紹介していきます。
慢性腰痛を放置すると、ぎっくり腰を繰り返すことにつながることがあります。
ぎっくり腰になってしまった方はこちらをご覧ください。
好発環境
- デスクワーク
- 長時間運転
- 立ち仕事
- 中腰作業
- 重い物を持つ仕事
など、腰へ負担がかかる環境で起こりやすくなります。
症状
症状に関しては皆さんの知る通り日常動作の中で痛みが出ることが特徴です。
- 朝起きる時に痛い
- 顔を洗う時に前傾姿勢で痛い
- 長時間座って痛い
- 草むしりで痛い
- 立つときに痛い etc.etc.etc.
多種多様な痛みがあり主に腰に痛みがある状態を言います。
以下のような症状がある場合は注意
腰痛の中には、内臓疾患や骨折・腫瘍が原因のものも稀にあります。
まず整形外科などの医療機関を受診してください。
- 発熱や体重減少を伴う腰痛(内科系疾患)
- 安静時や夜間にも痛みが続く(感染症・腫瘍・内科疾患)
- 足のしびれに加えて、排尿・排便に異常がある(ヘルニア、脊柱管狭窄症)
- 転落や事故の直後からの強い腰痛(骨折)
これらに当てはまる場合は、まず医師の診断を優先してください。
お尻から足にかけて痛みがある方は「坐骨神経痛」もご覧ください。
原因
腰が痛い人で「ヘルニア」だから「脊柱管狭窄症」だからという人が多いですが、これらはお尻から足にかけての痛みやしびれが出ることが多い症状です。
腰に痛みが出る場合もありますが、腰痛の原因としては一般的な腰痛症の方が多く見られます。
詳しくはこちら。「腰痛の原因はヘルニアだけ?」
またほかの原因として「体のゆがみ」に誘導されがちですが、ゆがみは、こりや痛みと同様に身体の状態として現れた「本当の原因による結果」です。
必要なことを行えば、こりと同様にゆがみは自然と少なくなっていきます。
詳しくは「ゆがみの考え方」をお読みください。
痛みの原因
痛みの原因の多くは腰部および殿部・下肢の機能低下により「負担を分散できなくなった状態」で発生します。
腰の痛みは体の限界を表しています。
- 3時間座れていた人が1時間で限界が来る
- 持ち上げられる重量が少なくなる
- 寝ていられる時間が少なくなる
さらに下記のストレスが加わることで腰の機能がさらに低下し痛みとして、腰の限界の「サイン」が来ているにすぎません。

ストレスの原因
柔軟性の低下
腰は動作の支えを筋肉に頼っており、腰の筋肉にストレスが多くかかります。
さらにお尻やももの後ろの筋肉も同時に働き、背中から脚までの広い範囲が腰の筋肉と言えます。


前屈位はもちろん、立つ座る、起き上がる動作で働き、柔軟性が低下すると、腰が使える許容量を極端に少なくします。
さらに柔軟性が低下すると動作に関係なく「長く同じ姿勢でいる」だけでも硬くなってしまうため、寝ていただけでも痛みの原因となります。
これらの様に限界が来ると筋肉の柔軟性はさらに低下し痛みが出ます。
その結果、長く座っていると痛い、立ち上がると痛い、作業していると痛くなる、朝起きるのが痛い、などの症状が出ます。
姿勢の悪さ
立ち姿勢、座り姿勢の悪さは腰のストレスを増大させます。
足のアーチの低下、猫背、反り腰などにより、上記の柔軟性低下を早めさらに腰の許容量を少なくします。
筋肉のケア不足
上記の原因によってストレスをかけ、日常生活や仕事で負担をかけ続けたにもかかわらず、なにもケアせずにいると、筋肉の柔軟性はさらに低下します。
負担をかけた場所は、痛みの有無にかかわらずケアをすることが基本です。
また仕事量、練習量などの負担自体も調整することも大切です。
ケア方法に関しては「腰痛 治療編」をご参考ください。
治療法
上記の様に決定的な原因はありません。
これをやったらすぐに治る、なんて聞こえのいいことは言いません。
柔軟性UPや使い方、日ごろのケアを心がけ、腰の許容量を上げていく事が大切だと思います。
人それぞれ重きを置く比重は違いますが基本的にやることは同じです。

総合点を上げることが大切
どれか一つでもあるとダメということではなく、逆にどれか一つを改善させればいいというわけでもありません。
全体を意識して、総合点を上げるように心がけることが重要です。
「○○が悪い」というより、「腰の限界が早く来すぎて日常生活でさえ耐えられなくなっている」というのが正しい表現だと思います。
ストレスの原因を改善し、許容量を増やしてあげれば、耐えられることが増え、次第に痛みが出る頻度が減っていきます。
さらに余裕が出来れば日常生活での痛みはなくなるかもしれません。
慢性腰痛は、一時的に痛みが軽減しても、原因となる負担が改善されなければ再発しやすい症状です。
痛みだけでなく、腰の許容量そのものを改善していくことが重要になります。
それでも限界まで酷使すれば「サイン」が出るので、何をやっても痛くならない腰というのはあり得ません。
そのサインが出ない様に負担を調整したり、無理した分ケアをすることが腰痛予防になります。
てつ接骨院の治療方針
しかし、てつ接骨院の方針や説明は(なぜか)他では全く話されない上に、ヘルニアやゆがみを原因として整体をおこなう、という接骨院の方が多くある為、実際に信用していただくのが難しいのが現実です。
実際に来院していただき、身体の状態、なぜ痛みが出ているのか説明し、施術を受けてもらう。
その説明と内容がいかに理論的で矛盾がないこと、さらに結果が伴って初めて信用してもらえるくらいの状況です。
てつ接骨院では、当たり前の話ですが、患者様の症状、仕事、身体の状態に合わせてリハビリメニューを組み、継続できるように指導を行います。
そのためブログでの解説では個人差があるため、さらに詳しく、腰痛を改善したいという方はご相談ください。
参考までに、自分でできるケアと、てつ接骨院での基本的な腰痛治療について「腰痛 治療編」をご覧ください。
更新履歴:24.1.22

