ぎっくり腰
一般的な腰痛症は誰もが一生に一度は経験するといわれています。
この腰痛を放置すると、腰まわりの筋肉や関節の働きが低下し、突然の強い痛みである“ぎっくり腰”を起こしやすくなります。
さらに、適切な治療やリハビリを行わないまま放置すると、損傷部位の回復が不十分な状態で日常生活を続けることになり、慢性腰痛を残す原因になります。
つまり「慢性腰痛」と「ぎっくり腰」は互いに悪循環を作りやすく、数年にわたり繰り返している方は、根本的に治療内容を見直す必要があります。
ぎっくり腰の適切な治療は、慢性腰痛の改善および再発予防にも直結します。
「腰痛 治療編」をご参考ください。
好発環境
- 全人類、全年代
腰痛は肩こりと同様に二足歩行の宿命と言われています。
腰からももにかけて柔軟性が低下している方や、反り腰・猫背など姿勢の悪い方は、腰への負担が大きくなり、ぎっくり腰を起こすリスクが高くなります。
また、スポーツによる疲労が蓄積しているにもかかわらず、適切なケアを行わない場合も、腰椎へのストレスが増え、「脊椎分離症」などの障害につながる可能性もあります。
スポーツによる腰痛は「スポーツ腰痛」をご確認ください。
症状
不意に重いものを持ち上げようとした時はもちろん、お辞儀をしただけ、紙一枚拾っただけでも発生します。
腰に突然、文字通り「ギクッ!!」とした痛みが走り、欧米では「魔女の一撃」とも表現されます。
ひどい場合はその場から立てなくなり、腰をあらゆる方向に動かすと激痛を伴います。
- おじぎ、腰をそらす、右左に倒す、ねじる動作で痛い
- 立ち上がる時、起き上がる時、寝返りを打つ時に痛む
- 腰をまっすぐに伸ばせない

原因
「ぎっくり腰=ヘルニア」と誤解されることがありますが、ヘルニアでは足のしびれや麻痺が主症状であり、ぎっくり腰の痛みとは別です。
多くの場合、腰痛治療を適切に行えば改善が期待できます。
詳しくは「腰痛の原因はヘルニアだけ?」もご覧ください。
ぎっくり腰は「これが唯一の原因」というものはありませんが、医学的には次のような状態が重なることで発生しやすくなるとされています。
腰まわりの支持力の低下
腰は、背骨だけで支えられているわけではなく、腰の筋肉やお尻の筋肉、骨盤の関節などが連動して安定を保っています。
これらの柔軟性が低下したり、筋力不足やバランス不良が起きたりすると、腰に負担が集中しやすくなります。
慢性腰痛を放置している
適切な治療を受けていない人も多く、ぎっくり腰のリスクを残したまま生活しているケースが見られます。
腰の筋肉や関節の機能が低下したまま生活を続けると、腰への負担が蓄積し、ぎっくり腰を繰り返すリスクが高まります。


腰への負担が増える要因
- 筋肉の柔軟性の低下
- 足のアーチの低下
- 過度な運動量や練習頻度
- 筋力不足
- 運動後のケア不足
- 悪いフォームでの運動
詳しくはスポーツ障害の原因をご覧ください。
てつ接骨院にお越しの方には、腰からももにかけての柔軟性が低下している方が多く見られます。
こうした柔軟性の低下によって腰への負担が集中し、炎症や損傷につながることが考えられます。
また、反り腰や猫背などの姿勢も、腰への負担を増大させる要因となります。
子供たちでは運動量の多さやケア不足が多く、さらには姿勢の悪い子供も増えているため、昔よりも発症しやすい傾向にあります。
治療法
酷いものでは2〜3日の安静にしつつ、出来る範囲から軽いリハビリを始めていきます。
本格的なリハビリは、炎症や痛みの状態を確認しながら、段階的に開始していきます。
しかし炎症、損傷は自己治癒力に頼るしかなく、当院ではテーピングによる負担軽減、微弱電流で自己治癒力を高める治療を行い、できるだけ早いリハビリ開始を目指します。
また痛みが軽くなっただけで治ったと勘違いしている人が多いですが、冒頭で書いたように、きちんとリハビリを行い腰の機能を取り戻さなければ、繰り返し腰痛を発症することになるため最後までしっかりと治すことが重要です。
詳しくは「腰痛 治療編」をご参考ください。
更新履歴:22.11/24.9/25.12

