股関節の前(鼡径部)の痛み
更新履歴:21.11.16/22.8.5
股関節は骨盤と大腿骨が連結している関節で、体重を支えるという重要な機能があります。
関節の周りに多くの筋肉がついており、日常生活レベルでも負荷がかかりやすい関節です。
そのため痛みが出やすく、一度症状が出ると治療に時間がかかります。
今回は特によく見られる、筋肉による痛みについて説明していきます。
スポーツによる股関節の痛みはこちら。
グローインペイン症候群
好発環境
- 反り腰の人
- 座っていることの多い人
- 歩くことの多い仕事 などなど
症状
- 旅行や仕事で長時間歩くと痛い
- 起立時痛や起床時痛
- 股関節を深く曲げると痛い
- 鼡径部の圧痛
筋力の少ない若年層や、女性に多い症状ですが、柔軟性が低下した男性にも見られます。
朝や夕方にかけて痛みが強くなる傾向がありますが、常時痛みが出るようになってくるとかなり状態が悪いので早めの治療が大切です。
原因
股関節は体重がかかる関節の為、腰と脚をつなぐ腸腰筋や、殿筋で囲まれ、前面にはももの筋肉もついています。
歩き方に問題や、猫背反り腰などがあると股関節の前面の筋肉が硬くなりやすく股関節の安定が悪くなります。
そのため体重をかけた時や急な動き出しに筋肉の動きが悪く痛みを出します。
股関節を曲げた時の痛みは単純に、骨盤と大腿骨に挟まれることで起こります。
治療法
股関節の治療はリハビリと姿勢・歩き方の改善がとても重要です。
痛みや動作の妨げになっている筋肉を特定しリハビリを行います。
股関節は人体の中で大きく、体重を支えているため多くの筋肉に覆われています。
そのため計画的に効率的に行うことが早期改善につながる為、リハビリやケガの治療をきちんと行っている整形外科や接骨院に相談しましょう。
詳しくは「グローインペイン症候群 治療編」をご覧ください。