手首の捻挫 治療編

湿布や痛み止めでは気休めにしかならず、軽度のものでも固定が必要なものもあり、正しい処置が必要です。
RICE処置はもちろん行いますが、医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
骨折の疑いのあるものは整形外科にて対診を行う必要があるため紹介状をお出しします。

まずは症状解説ページ「手首の捻挫」をご確認ください。

微弱電流療法

損傷部分に微弱電流を流すことで 患部の炎症を抑える働きがあります。
また患部全体に流すことで自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。

また、リハビリの必要になった筋肉に流し、筋肉の機能改善をはかります。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法

固定

中度以上のものはしっかりと固定することが大切です。
中度のものでは包帯固定を行い、ひどいものはそれ以上にしっかりとした固定を行います。

固定については「テーピング・包帯法」をご覧ください。

テーピング

てつ接骨院では固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
軽度の場合に筋肉の動きをサポートするために行ったり、関節を固定し患部の安静を行います。
筋肉の動きをサポートするキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして早期回復を目指します。
またキネシオテーピングには腫れを早期に軽減するのに高い効果があります。

テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。

リハビリ

ケガの多くはほとんどの場合リハビリが必要です。
安静にしている間に固まってしまった関節や筋肉、落ちてしまった筋力を戻すための機能訓練です。
これをおざなりにしてしまうと、再発や、パフォーマンスの低下につながります。

手首の捻挫は、手をついた時や雑巾絞り、捻りの動作の痛みを残しやすく、いつまでも痛みの取れないものは、捻挫による痛みではなく、リハビリをしていないことで関節の動きが悪いことが原因の可能性が高いです。

詳しくは「リハビリ」をご覧ください。

【自己ケア】

RICE処置

ケガの基本になります。
ケガをした時は炎症や腫れが徐々に起こります、大したことないと、運動や仕事を続けるとより炎症や腫れが強くなり、その後の経過に大きくかかわります。
RICE処置はこちらで確認!!
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫・固定)
Elevation(挙上)

これらは医療機関にかかるまでに個人でやれる一時的な対処法です。
なるべく早くケガの診れる医療機関に受診してください。

リハビリ

リハビリは炎症や損傷の修復が終わり次第始めますが、ケガをした直後は絶対に行わないでください。
受傷から1ヶ月以上たっているなど急性期ではないことが確認できる場合に行ってください。

リハビリの必要性や開始時期には専門的な判断が必要です。
わからない場合は整形外科もしくは、ケガの治療が出来る接骨院に判断を仰ぎましょう。

リハビリを行う前にこちらをお読みください。
「動かす」と「使う」は違う

前腕の手のひら側のストレッチ
前腕の手の甲側のストレッチ
親指の甲側のストレッチ

ケガの放置に注意

てつ接骨院には、他院で骨は大丈夫と言われたまま放置し、その後の痛みが取れず来院するケースがとても多いです。
骨折でなくとも、捻挫や筋損傷はきちんと治療が必要な「ケガ」です。
その後のリハビリも同じく必要です。
きちんと行わないと長く痛みに悩むことになります。
骨が大丈夫だからといって軽く見ず、長くても1週間様子を見ても痛みがある場合は早めに、きちんと治療をしてくれる院を探しましょう。 

 更新履歴:18.4.10/20.6.4/21.8.28

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