ストレッチのやり方

ストレッチは、正しい方法で行うことで効果が高まり、安全に実践できます。
ここでは基本のポイントから注意点まで解説します。

  1. 伸ばす筋肉を意識
  2. 息は止めない
  3. 力を抜いてリラックス
  4. 回数ではなく時間をかける

1.伸ばす筋肉を意識する

意識するのとしないのでは効果が全く違います。
目的の場所にツッパリ感がある程度までしっかりと伸ばしてください。

伸びている感覚がない、目的の筋肉以外に痛みやハリがある場合はあまり効果がありません。

2.息は止めない

呼吸を止めると体が緊張して筋肉が硬くなります。
大きく吸ってゆっくり吐きながらストレッチを行うと、筋肉が緩み痛みも軽減されます。

3.力を抜いてリラックス

リラックスすることで筋肉を効率よく最大限まで伸ばすことができます。

力を入れたり、抵抗したりすると伸ばす方向とは逆に縮む力が加わります。
筋肉に傷がついたり、かえって硬くなってしまうこともあります。

4.回数ではなく時間をかける

筋トレのように何十回もやる必要はありません。
代わりに、時間をかけてゆっくり伸ばすことが効果的です。

息をしながらリラックスし、ツッパリ感がやわらいで来たら筋肉が緩んだサインです。
ゆっくりと元の位置に戻し、筋肉の動きが戻り、ジワっと血液が流れてくるのがわかるとさらにOK。
これを3回ぐらい行います。

人によってゆるみを感じるまでに2分ぐらいかかることもあります。
伸びる力が弱ければ時間を長めに行いましょう。

注意点

ケガによる痛みにはやらない

ぎっくり腰やねんざ、肉離れなどのケガや痛みには絶対にやってはいけません。

一番わかりやすいのは急激に痛みが出た場合。
この時は炎症を起こしている恐れがあるので医療機関(接骨院・整形外科等)に判断を仰ぎましょう。

戻すときはゆっくり

長く伸ばしていると、戻すときに痛みを感じることがあります。
伸ばしにくければ、縮みにくいのも当然なのでゆっくりと戻しましょう。
すぐに痛みはなくなるので2回目を行ってください。

痛みが残る場合は無理をしないように行ってください。

無理をしない

当たり前ですが、効果を早く出そうと勢いをつけたり、力任せに伸ばすと筋肉を傷つける恐れがあります。
また強くやろうとすると、自然と力むことにつながりかえって効果が半減します。
急がずリラックスして行いましょう。

各筋肉のストレッチ方法はまたコツコツあげていきます。

更新履歴:16.4.12/20.11.16

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