〝歪み〟は悪なのか?

歪みは悪なのか?

トッピィ掲載記事vol.6を補足していきますね。

体の不調があると何かにつけて、背骨・骨盤のゆがみといわれます。

しかし骨は筋肉が働くためのただの芯にすぎません。
右の筋肉に引っ張られるから右に歪んでいるだけです。

だから簡単にボキボキっと整体をすれば簡単にまっすぐになるのです。

それについてはまず「ゆがみの考え方」をご覧ください。

体の「歪み」は、その人の姿勢や体の使い方の習慣に左右差がある事で、筋肉の硬さや筋力の左右差が生まれ、背骨や骨盤が引っ張られることで生じます。

骨がゆがんでいることにとらわれすぎて、なぜ歪んでいるのかに気づいていないということです。
ゆがみとは骨の位置関係ではなく、筋肉の左右差・前後差から来ているのです。

つまり、姿勢や体の使い方のす習慣を変えない限り、歪みは無くならず、一時的にボキボキっと整えるだけでは、また元の位置に戻っていくものなのです。

骨は簡単に動かせるのでまっすぐにすることは簡単です。
しかし筋肉に対しては何もしていないので、再び引っ張られ徐々に戻ります。
「整体の後だけは調子がいい」「しばらくすると元に戻る」この言葉に身に覚えがありませんか?
永遠と通い続け、いつまでも歪みがなくならないのはそういうことです。

また、現実的には、左右対称に生活をする事は不可能。
利き腕の太さが違うように、差があるのは当然で、実は、そんなに深く気にすることでは無いのです。

腕を使えば肩・背中の筋肉も使います。
そして体の中心にある背骨・骨盤には左右対称に筋肉がついています。
利き腕・利き足がある以上は背骨・骨盤につく筋肉にも左右差が出ることは避けられません。
そして何により、避けられないということは多くの人の体にゆがみがあり、症状なく生活している人がたくさんいるということです。

痛みや不調などの問題が出てしまっている人は、「歪みが原因」なのではなく、「歪みが起きるような姿勢、体の使い方」に問題があるだけで、歪みは、その結果に過ぎないのです。
歪みの矯正にこだわらず、適正なアドバイスの元、治療、動作・姿勢指導を受けていけば、多少歪んでいても症状は出にくくなります。
結果、歪みも自然と少なくなっていきますよ。

ゆがみが起きるような生活をしていれば筋肉の左右差が広がり、ストレスが一か所に集中することにつながります。
多少の左右差、歪みは問題ないですが、ストレスが一か所に集中すれば痛みが出るのは当たり前。
その左右差を減らすためにリハビリを行えば、症状も歪みも減っていきます。