競技休止!その時に必要な事
更新履歴:20.3.21/22.7.13
ケガや故障で練習を離脱することになった時、ただ休んでいませんか?
少しでも不本意な時間を無駄にしない為にも今しかできないことを考えてみましょう。
まずは知っておきたいスポーツ障害の真実。
スポーツ障害は成長痛ではありません。
成長痛とは「成長期の子達に多くみられる痛み」であって「成長が原因で出ている痛み」ではありません。
これらを成長が原因だと言ってしまえば「成長が終わるまで仕方がないですね」と言われてただ無駄に通院させられることになります。
詳しくは「スポーツ障害と成長痛」
競技継続?休止?
競技を続けても大丈夫なのか、休止したほうが影響を最小限に抑えられるのかを判断するのは非常に難しいです。
自分の重症度、置かれていいる状況、今後のスケジュール、目標などを踏まえて優先順位を見極めて客観的に判断することが必要です。
また日頃から想定し、いざという時の覚悟、またそうならないための予防をしましょう。
詳しくはこちら。
「スポーツ障害で大切なこと」
覚悟が決まったらいよいよ症状の判断です。
安静にするのか、練習をしながら治療をするのかを重症度によって判断します。
重症の場合は、練習を継続しては治らないどころか間違いなく悪化し、どちらにせよ競技不能になる事が目に見えています。
詳しくはこちら。
「スポーツ障害の重症度と競技休止の目安」
まずは原因をしっかりと見直し!
成長期による成長痛だなんてごまかしていた時代は今や昔。
「スポーツは科学」です、気合と根性の体育会系の時代は終わりました。
スポーツ障害にはきちんした原因があり、それに対応した予防があり、発症してしまった場合の治療や、やるべきことがあります。
正しく理解すれば予防につながり、治療にも取りかかれます。
二度と競技休止に陥らない様に見直しましょう。
詳しくはこちら。
「スポーツ障害の原因」
長く痛みを抱えている子は今がチャンス!
いざ競技休止を決断したとしてもやれることはたくさんあります。
練習そのものが原因となっている子も多いので、半強制的に練習できない今がチャンス!
普段なかなか時間が割けない今こそ、有り余った時間を治療や基礎トレ、おろそかにしていたストレッチケアに使いましょう。
練習や大会が再開した時に前よりもいいコンディションで開始できるように今しか出来ない事をやりましょう!
安静の基本についてはこちら。
「RICE処置「R」」
安静時の過ごし方についてはこちら。
「スポーツ障害での安静」
再発予防やパフォーマンスアップに向けた意識改革はこちら。
「自分の体と相談する能力」
ちなみに
競技ができないことでいつもよりも時間ができる子もいます。
そんな時つい自堕落に生活してしまう子もいます。
ゲームをしたり漫画を読んだり。
でもてつ接骨院は容認派です。
ゲームでは、指を使う事が脳への刺激となり、戦略を立てたりすることが考える力を養います。
また漫画や小説、映画などに触れることは、自分だけでは経験しきれない事に対して、心や感情を養うのに大切だと考えています。
YouTubeやSNSはあまり身になりませんが・・・。
でも、いつも練習日程に追われて自由な時間がない分、そういった時間の無駄な使い方も貴重な経験。
生活のすべてが競技中心になってしまいがちな子に、適度に気を抜く習慣をつける事や、競技が人生のすべてではないことを忘れないために必要です。
これもまた、競技を健全に続ける上で大切なことだと思います。