ダッシュボード損傷

初回投稿日:2016.6.17

車同士での交通事故では急ブレーキからの衝突によって体が前方に移動し、膝がダッシュボードに当たることで起きます。

ダッシュボード損傷

交通事故では普段受けるようなこととのない大きな面での衝撃を受けます。
その為通常のケガとは違い、翌日、翌々日になって症状がでる事がよくあります。
交通事故に遭った際は少しでも違和感がある場合は医療機関での受診をお勧めします。

交通事故のケガについて

【原因・症状】

膝の打撲

膝のお皿の上にはももの筋肉が通っているため、 ダッシュボードと膝のお皿に潰され損傷します。
膝の屈伸や、歩くときにももの筋肉を使うと痛みを起こし、酷いものでは膝のお皿が割れることもあります。

膝の捻挫

膝の下の骨(下腿骨)が強く前方から押されることによって、膝の中にある十字じん帯の損傷が起こります。
膝の関節に強い腫れや体重をかける時の痛みがあります。

膝の捻挫

股関節の捻挫

座った姿勢で、ももの骨が膝から股関節に向かって押され股関節にストレスがかかることで起こります。
ひどいものでは股関節の脱臼が起こることもあります。

【治療法】

安静

けが治療の基本です。
まずは炎症が落ち着くことが最優先です、この炎症が長引くことが後々の治療に響きます。
じん帯損傷の場合は症状に合わせて固定を行います。

リハビリ

炎症や筋肉の損傷が起きた後は筋肉の柔軟性が著しく低下します。
また安静にしている間に固まってしまった関節や、落ちてしまった筋力を戻すために「ストレッチ」「可動域訓練」「筋力トレーニング」などの機能訓練を行います。

交通事故後に何か月も痛みが取れない場合や癖になっているという方は、ストレッチなどのリハビリが十分に終わっていないことが多く、リハビリを正しく行うことで症状が改善されます。

詳しくは「リハビリ」をご覧ください。

微弱電流療法

微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。

こちらもご覧ください。「微弱電流療法

キネシオテーピング療法

筋肉の動きをサポートするキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして調整していきます。
これらを合わせて行いさらに早期回復に向けた施術を行います。

テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。

【自己ケア】

安静

けが治療の基本です。
受傷した直後は炎症や痛みの変化が激しく、マッサージや整体などは避けましょう。

RICE処置「R」

残念ながら自分でのケアはほぼ安静しかありません。
しばらく様子を見てから、ストレッチなどで血行を促すことも有効ですが、あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。

交通事故でも…

交通事故でのケガは決して治らないものではありません。
もちろん重大事故の場合は後遺症を残すこともありますが、一般的な交通事故では、いつまでも症状が続くという人は多くはありません。
諦めずご相談ください。

またてつ接骨院では交通事故専門という言葉は使いません。
接骨院であれば「ケガ専門」が当たり前です。
安心してご相談ください。