スポーツ障害の原因
更新履歴:19.09.27/22.1.22
スポーツ障害には共通して原因となるものがあります。
多くの場合これらが密接に影響し合って、痛みを出しやすく、また、治りにくくさせています。
筋肉の柔軟性の低下
柔軟性がなくなり、運動の際のしなやかな動きができなくなり、骨への付着部にストレスがかかったり、各筋肉の摩擦が強くなることで炎症を起こします。
過度な運動量、ケア不足から起こりやすく、さらには後述の様々な原因の引き金となり悪循環が起こります。
こちらもご参考ください。「筋肉の柔軟性低下の原因」
足のアーチの低下
足の正常なアーチ機能(土踏まずなど)が低下すると、偏平足や外反母趾、かかとの傾きなどを引き起こます。
そのため着地の際の衝撃が吸収できず、足・すね・膝・股関節・腰へストレスが加わり、様々な痛みの原因になります。
また猫背や反り腰、O脚、X脚など様々なフォームの崩れにつながります。
過度な運動量、練習頻度
単純に体が追い付かないほど酷使することで起こります。
中学校に入学したての新入部員は部活動での走り込みが急に多くなる時期に発症しやすくなります。
チームや指導者、環境によって左右されますが、強い意志を持って調節することが必要です。
これらはフォームの崩れ、柔軟性の低下にもつながります。
こちらもチェック。
「スポーツ障害で大切なこと」
「子供たちの練習のしすぎに注意」
筋力不足
基礎練習や、フットワーク、体幹強化をおろそかにしていると、負荷をかけられるだけの関節の安定や基礎体力が足りず、局所にストレスがかかります。
また運動量についていけない、アーチ低下、フォームの悪化にもつながります。
こちらもチェック。
「今の子供と、大人との違い」
運動後のケア不足
運動後にストレッチやアイシングをする習慣がないことは多くのスポーツ障害の原因となります。
またそれを行うべき場所を的確に判断できないことも問題です。
自分の体とコミュニケーションの取れるスキルを身につけましょう。
ケアが不足すると柔軟性の低下やアーチの低下につながり、過度な運動量に対するケアとしても必要です
悪いフォームでの運動
ランニングフォーム、投球フォーム、着地動作の崩れは、局所にストレスをかけ続けることによる炎症の原因となります。
またフォームの乱れの原因として日常生活の姿勢の悪さがとても影響します。
フォームが崩れるとアーチ低下、柔軟性低下、筋力不足を招きます。
こちらもチェック。
「今の子たちの問題点」
どれか一つでもあるとダメということではなく、逆にどれか一つを改善させればいいというわけでもなく、全体を意識して、総合点を上げるように心がけることが重要です。
時間がかかることは多いですがコツコツ積み重ね、故障の少ない環境を作りましょう!