野球肘 治療編

野球肘は、投球動作によって肘の内側・外側・後方のいずれかに過度なストレスが繰り返し加わることで発生する痛み・炎症・組織損傷です。
主な対象は、小中学生〜高校生の投手や、送球機会の多いポジション選手に多くみられます。

投球フォームの改善は周知のとおりですが、そもそも当たり前にするべきケアをしていないという、基本中の基本が指導されていないことが重大な問題です。

  1. 炎症、損傷を回復させる
  2. 肘の筋肉の機能を改善
  3. フォーム・姿勢の見直し
  4. 再発予防のケアを覚える

これらを総合的に改善しなければいけません。
痛くなくなったらOK、フォームを見直せばOK、と短絡的に考えていると選手生命に関わります。

まずは症状解説ページ「野球肘」をお読みください。

安静

炎症を抑える、損傷部分を修復させるための、スポーツ障害の基本です。
完全休止が必要な場合もありますが、練習メニューを調節して運動量を減らすことが大切です。
詳しくは次項「自己ケア」をご覧ください。

微弱電流療法

微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
野球肘の場合、内側靱帯付着部、外側関節面、後方衝突部など症状部位に応じて通電し炎症を抑えます。
また前腕の筋肉、上腕三頭筋に通電し柔軟性の改善を狙います。

こちらもご覧ください。「微弱電流療法

テーピング

筋肉の動きをサポートするためや、関節を固定し強制的に安静にするものがあります。
てつ接骨院では固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
原因となっている筋肉の動きをサポートや、関節の安定を高めるキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして調整していきます。

固定・テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。

リハビリ

ストレッチ

運動後のケアはもちろん大切ですが、硬くなって機能の落ちてしまった筋肉の柔軟性を上げるためにも行います。
野球肘は前腕屈筋群・伸筋群、上腕三頭筋の柔軟性の低下が原因となることが多く、重要です。
野球肘に有効なストレッチは次項「自己ケア」をご覧ください。

姿勢指導

日頃の姿勢の悪さは、投球フォームに直接影響します。
特に猫背姿勢がある場合、投球時に肩や肘へ過剰な負担が集中しやすくなります。

セットポジションで意識をしていても、投球動作に入ると、顎が前に出たり猫背になったりと、結局手だけで投げることになります。
まず身体の負担の少ない基本の姿勢を指導し、日常姿勢から整えることで、無意識下でも正しいフォームを再現できる状態を目指します。
詳しくは「正しい姿勢とは」をご覧ください。

自分でのトレーニングは下記「自己ケア」をご覧ください。

ツール療法

てつ接骨院では姿勢トレーニングに効果的なツールも各種取り揃えております。
人により最適なツールは異なりますが、野球肘の場合、肩・肩甲骨にアプローチする「POSTURE2.0」がおすすめです。
詳しくは「ツールメニュー」よりご参考ください。

POSTURE2.0

【自己ケア】

「自己ケア」はあくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
また、リハビリは炎症や損傷が落ち着いてから行います。
判断に迷う場合は絶対にやらないでください。

自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。

安静

スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害での安静
スポーツ障害の重症度と競技休止の目安

アイシング

RICE処置「I」

ストレッチ

ケガをした直後は絶対に行わないでください。
リハビリの開始時期は専門家にしか判断できません。
整形外科もしくは、ケガの治療が出来る接骨院に判断を仰ぎましょう。

受傷後1ヶ月以上たっている人のみ行ってください。

リハビリを行う前にこちらをお読みください。
「動かす」と「使う」は違う

内側の痛み:前腕の手のひら側のストレッチ
後方の痛み:二の腕のストレッチ

姿勢のトレーニング

正しい姿勢とは
姿勢のトレーニング

またこれら自己ケアは予防法にもなります。
参考にしてください。

更新履歴:16.5.20/20.11.28

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