シンディング・ラーセン・ヨハンソン病
初回投稿日:2016.4.28
ジャンパー膝とよく似た症状でジャンパー膝から発症することもあります。
ジャンパー膝と同様にジャンプやダッシュを多く行うバスケや、バレーボールでよく起こります。
【症状】
膝のお皿の下側に痛みが出るもので、膝全体に腫れが見られることもあります。
膝立ちをした時や押した時の痛み、階段の上り下りや運動時の痛みがあります。
また症状の度合いによって痛みの出方に違いがあります。
またそれによって運動量を抑えるのか、休止する必要性があるかの判断が変わります。
この判断を間違えると競技休止の可能性もあります。
詳しくは「スポーツ障害の重症度と競技休止の目安」をご覧ください。
【原因】
痛みの原因
膝のお皿の上にはももの筋肉が通っており、膝蓋腱となって、すねの骨に付きます。
ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性の低下や酷使によって、患部に繰り返し引っ張られるストレスが繰り返し加わることで炎症が起こります。
酷くなると膝のお皿の骨の下の部分に石灰化(骨のような硬い組織が沈着すること)が起きたり、骨のはく離が起こる可能性もあります。
ストレスの原因
- 筋肉の柔軟性の低下
- 足のアーチの低下
- 過度な運動量、練習頻度
- 筋力不足
- 運動後のケア不足
- 悪いフォームでの運動
特に大腿四頭筋・ハムストリングスの柔軟性低下と猫背は共通して多く見られます。
詳しくはスポーツ障害の原因をご覧ください。
【治療法】
安静
炎症を抑える、損傷部分を修復させるために、スポーツ障害の基本です。
完全休止が必要な場合もありますが、練習メニューを調節して運動量を減らすことが大切です。
詳しくは次項「自己ケア」をご覧ください。
また膝を深く曲げることも避けるようにしましょう。
ひどくなると手術が必要になるものもあります。
ストレッチ
運動後のケアはもちろん大切ですが、硬くなって機能の落ちてしまった筋肉の柔軟性を上げるためにも行います。
詳しくは「リハビリ」をご覧ください。
オスグットに有効なストレッチは次項「自己ケア」をご覧ください。
テーピング
筋肉の動きをサポートするためや、関節を固定し強制的に安静にするものがあります。
てつ接骨院では固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
痛みの除去・軽減をし目的としたピックアップテープ、筋肉の動きをサポートするキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして調整していきます。
固定・テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
微弱電流療法
微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
インソール療法
偏平足、走行時のフォームなどを補正し改善させます。
てつ接骨院では個人に合わせたオーダーメイドインソールや、その機能を取入れた既製インソールを取り扱っており、ご希望に合わせたインソールをご提供いたします。
インソールについては「ツールメニュー」よりご覧ください。
【自己ケア】
あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。
安静
スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害での安静
スポーツ障害の重症度と競技休止の目安
アイシング
ストレッチ
筋力トレーニング
ももの前の筋トレ
筋力トレーニングは柔軟性があって初めて必要になります。
まずはストレッチをしっかり行って柔軟性を取り戻しましょう。
自己ケアはスポーツ障害にならない為の予防法にもなります。
参考にしてください。