交通事故で起こる背中・腰痛
初回投稿日:2016.10.27
交通事故で「むちうち損傷」に次いで多いのが腰や背中の痛み。
衝撃に耐えるために腕や足に力を入れるのは当然ですが、胴体の部分にも大きな筋肉がついており、体を守ろうと強く収縮します。
【症状】
おじぎ、腰をそらす、横に倒す、捻るなど、体を動かすときの痛みや、ぎっくり腰のような痛みが起こります。
また強い痛みではなくても重くだるいような不快な症状が出ることもあります。
合わせて足のしびれが起こる人も少なくありません。
交通事故では普段受けるようなこととのない大きな面での衝撃を受けます。
その為通常のケガとは違い、痛みが広範囲にわたって起こり、事故後数日は痛む場所がコロコロ変わることが良くあります。
また翌日、翌々日になって症状がでる事がよくあります。
交通事故に遭った際は少しでも違和感がある場合は医療機関での受診をお勧めします。
数日たてば症状が安定し治すべき場所がはっきりとしてきます。
【原因】
交通事故での強い衝撃に耐えようと全身に急激な筋肉の収縮が起こります。
それに抵抗するように腰から背中にかけての筋肉に過度なストレスが加わり、筋肉に傷がつくことで起こります。
筋肉の柔軟性に大きく左右され、筋肉が硬い人ほどなりやすい傾向があります。
【治療法】
微弱電流療法
微弱電流を使い 患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
リハビリ
炎症や筋肉の損傷が起きた後は筋肉の柔軟性が著しく低下します。
また安静にしている間に固まってしまった関節や、落ちてしまった筋力を戻すための機能訓練となります。
交通事故後に何か月も痛みが取れない場合や癖になっているという方は、ストレッチなどのリハビリが十分に終わっていないことが多く、リハビリを正しく行うことで症状が改善されます。
詳しくは「リハビリ」をご覧ください。
テーピング療法
ピックアップテープ療法による痛みの除去やキネシオテーピング療法による筋肉の動きのサポートを行うことで患部の負荷を減らし早期回復を目指します。
テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
【自己ケア】
自分でのケアは主にストレッチが有効ですが、
あくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。
安静
けが治療の基本です。
受傷した直後は炎症や痛みの変化が激しく、マッサージや整体などは避けましょう。
ストレッチ
痛みが少ない場合、安静により炎症が収まった後に行います。
最初は軽くできるとこまでで、少しづつ行いましょう。
またお尻やももの裏の筋肉は、腰の筋肉と協力して働いているので、柔軟性を上げておくことで腰の負担を減らしてくれます。
腰のストレッチができないうちは、やれるところからどんどんやりましょう。
お尻のストレッチ〖1〗
お尻のストレッチ〖2〗
お尻のストレッチ〖3〗
ももの後ろのストレッチ
交通事故でも…
交通事故でのケガは決して治らないものではありません。
もちろん重大事故の場合は後遺症を残すこともありますが、
一般的な交通事故では、いつまでも症状が続くという人は多くはありません。
諦めずご相談ください。
またてつ接骨院では交通事故専門という言葉は使いません。
接骨院であれば「ケガ専門」が当たり前です。
安心してご相談ください。