楽器演奏で多いトラブル

楽器演奏だって体に負担はかかります。

楽器演奏は、スポーツのように激しく体を動かすわけではないため、体への負担が少ないように見えるかもしれません。
しかし実際には、同じ姿勢の維持や細かい反復動作が長時間続くことで、特定の部位へ負担が集中しやすい点は、スポーツ障害とも共通しています。

さらに、楽器ごとの構え方・奏法・姿勢・演奏時間・練習環境の違いによって、負担がかかりやすい部位や症状の出方も様々です。

ここでは、楽器演奏で特にトラブルが起こりやすい部位と代表的な症状についてご紹介します。

指・手首

楽器演奏では、細かい指の動きと、それを支える手首に大きな負担がかかります。
長時間の反復動作や、無理なフォーム・力みが続くことで、炎症や痛みにつながることがあります。
特に初心者はフォームや弾き方に無理が出やすく、負担が集中しやすくなります。

  • 金管楽器・木管楽器の保持
  • 鍵盤楽器の繊細な運指やオクターブ奏法
  • 弦楽器のフィンガリング・ピッキング
  • 打楽器の反復スティック動作
  • クラリネット・サックスなどのサムフックによる楽器支持

代表例

指や手首を繰り返し使うことで、その動きを支える肘にも負担がかかります。
特に反復動作が多い楽器では、前腕の筋肉への負荷が肘の付け根に蓄積しやすく、痛みにつながることがあります。

  • 弦楽器のボウイング・ピッキング動作
  • 打楽器での反復スティック動作
  • 鍵盤楽器での高速演奏

代表例

テニス肘・ゴルフ肘という名前ですが、スポーツ以外の反復動作でも起こります。

楽器の構えや腕の保持によって、肩にも持続的な負担がかかります。
特に、楽器の重量を支え続ける動作や、腕を上げた姿勢が長時間続くことで、肩まわりの筋肉や関節へ負担が蓄積しやすくなります。

  • バイオリンやヴィオラの保持姿勢
  • フルートなど腕を持ち上げた姿勢
  • サックス・クラリネットのストラップ保持
  • チューバ・コントラバスなど大型楽器の支持

代表例

  • 肩の痛み
  • 五十肩(肩関節周囲炎)
    「五十肩」は通称であり、若い年代でも同様の症状が起こることがあります。
    肩の症状については五十肩ページをご参考ください。

首・腰

長時間の演奏や楽器の保持によって、首や腰にも持続的な負担がかかります。
特に同じ姿勢が続くことで、筋肉疲労や姿勢の偏りが蓄積しやすくなります。

  • バイオリン保持による首の傾き
  • 大型楽器の保持
    (チューバ、スーザフォン、コントラバスなど)
  • ストラップによる首への負荷
    (サックス、クラリネットなど)
  • 長時間の座奏・マーチングによる姿勢負荷
pianist neck

代表例

てつ接骨院では音楽活動をしている人も応援します。

接骨院というと、スポーツや体育会系のイメージが強いかもしれません。
しかし、てつ接骨院では音楽活動による体の不調についてのご相談にも対応しています。

学生時代からのバンド・吹奏楽・オーケストラなどで楽器演奏を経験してきたため、楽器ごとの特徴や演奏姿勢、練習環境による負担についても、ある程度理解しています。

「演奏すると痛い」
「練習を続けると悪化する」
「フォームや構え方も関係していそう」

こうしたお悩みがある方も、お気軽にご相談ください。

今後は、楽器ごとの特徴や起こりやすい症状についても、ブログで少しずつ紹介していきます。

更新履歴:19.10.24/21.8.26