鵞足炎 治療編
初回投稿日:2021.11.01
膝の内側のやや下、「鵞足」は縫工筋、薄筋、半腱様筋の付着部に痛みが起こり、その3本の腱がガチョウの足に見えることからそう呼ばれます。
多くの場合捻挫や変形性膝関節症と同様に内側に痛みが出るため、それらと間違われ放置されやすいスポーツ障害です。
まずは症状解説ページをお読みください。
「鵞足炎」
ここではてつ接骨院の治療方針と、自分での予防・ケア方法をご紹介します。
安静
炎症を抑える、損傷部分を修復させるために、スポーツ障害の基本です。
完全休止が必要な場合もありますが、練習メニューを調節して運動量を減らすことが大切です。
しかし、てつ接骨院ではテーピングなどでぐるぐる巻きに固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
運動できる範囲を見極め、早期回復に向けた運動量の提案をします。
詳しくは「自己ケア」の項をご覧ください。
微弱電流療法
患部の炎症を抑える、筋肉の機能や自己治癒力を高める効果があります。
炎症や損傷は修復を待つしか出来ることがないため、微弱電流を使い早期治癒を目指します。
鵞足炎はリハビリが重要ですが、炎症が落ち着かないと開始できないため、出来るだけ早く開始できるように炎症部に通電します。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
テーピング
てつ接骨院ではテーピングなどでぐるぐる巻きに固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
あくまで早期治癒を目的としたテーピングを行います。
筋肉の動きをサポートするためや、関節を固定し強制的に安静にするものがあります。
鵞足炎の場合、縫工筋、薄筋、半腱様筋の動きのサポートと、炎症を早く引かせるためのキネシオテーピング療法を行います。
固定・テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
リハビリ
ストレッチ
運動後のケアはもちろん大切ですが、硬くなって機能の落ちてしまった筋肉の柔軟性を上げるためにも行います。
特に鵞足炎は、縫工筋、薄筋、半腱様筋の柔軟性が原因となります。
炎症部へのストレスを減らすためにも、再発防止の為にも必要不可欠です。
詳しくは「リハビリ」をご覧ください。
鵞足炎に有効なストレッチは次項「自己ケア」をご覧ください。
姿勢・フォーム指導
猫背や反り腰は、運動時の安定を損ない、膝周りの動きが崩れてきます。
身体の負担の少ない姿勢を覚え、普段から癖づけることで負担を減らします。
詳しくは「正しい姿勢とは」をご覧ください。
さらに上記の姿勢からニーイン動作を引き起こすと、より鵞足部へのストレスが増大する為、足の使い方を改善する歩行指導など必要に応じたフォーム指導を行います。
自分でのトレーニングは下記「自己ケア」をご覧ください。
ツール療法
てつ接骨院では姿勢トレーニングに効果的なツールも各種取り揃えております。
人により最適なツールは異なります。
- 上半身のからくる姿勢の悪さにアプローチする「POSTURE2.0」
- 偏平足、走行時のフォームなどを補正し改善させる「オーダーメイドインソール」「UTI」
- 骨盤を正しい位置に促す「TANDEN BELT90」
詳しくは「ツールメニュー」よりご参考ください。
てつ接骨院では無理に売りつける事は致しません。
ご希望の方のみご提供しておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
【自己ケア】
「自己ケア」はあくまで「自分でできること」であって、最低限のケアになります。
また、リハビリは炎症や損傷が落ち着いてから行います。
判断に迷う場合は絶対にやらないでください。
自己判断をせずに医療機関に診断を仰ぎましょう。
安静
スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害での安静
スポーツ障害での安静の目安
アイシング
RICE処置「I」
安静状態でも痛みを感じる場合のみ行ってください。
リハビリ
リハビリを行う前にこちらをお読みください。
「動かす」と「使う」は違う