足の甲の痛み 治療編
更新履歴:21.11.24
足は繰り返し地面を踏みしめることで、常に地面にたたきつけられることになります。
その衝撃に耐える為のアーチが崩れてしまっていたり、耐えられないほどの負荷を受け続けると衝撃が分散されず足の甲にストレスがかかります。
またそれらがさらに膝や腰に波及し痛みの原因となります。
まずは症状解説ページ「足の甲の痛み」をお読みください。
湿布や痛み止めは気休めにしかならず、軽度のものでも固定が必要なものもあり、正しい処置が必要です。
医療機関ではそれ以上に、早期治癒に向けた専門的な治療があります。
また骨折の疑いのあるものは整形外科にて対診を行う必要があるため紹介状をお出しします。
まずはレントゲン検査の必要の有無を含め、ご相談ください。
安静
炎症を抑える、損傷部分を修復させるために、スポーツ障害の基本です。
完全休止が必要な場合もありますが、練習メニューを調節して運動量を減らすことが大切です。
骨折の疑いがある場合はもちろん完全休止ですが、それが最も早く治ります。
詳しくは次項「自己ケア」をご覧ください。
微弱電流療法
微弱電流を使い、患部の炎症を抑え機能を高めるための通電を行います。
また自己治癒力を高める効果もあり早期治癒を目指します。
骨に傷がついている場合、骨癒合の促進を図ります。
こちらもご覧ください。「微弱電流療法」
固定
中度以上のものはしっかりと固定することが大切です。
中度のものでは包帯固定を行い、ひどいものはそれ以上にしっかりとした固定を行います。
固定については「テーピング・包帯法」をご覧ください。
テーピング
てつ接骨院では固定して、無理やり競技を行うことはお勧めしません。
しかし軽度の場合は筋肉の動きのサポートや、患部へのストレスの軽減を図り、競技を調整しながら行うこともあります。
競技継続が難しい場合は、早期回復の効果のあるテーピングや関節固定し患部の安静を行います。
痛みの除去・軽減をし、筋肉の動きをサポートするキネシオテーピング療法を行い、負荷を減らして早期回復を目指します。
またキネシオテーピングには腫れを早期に軽減するのに高い効果があります。
テーピングについては「テーピング・包帯法」をご覧ください。
リハビリ
ケガの多くはほとんどの場合リハビリが必要です。
安静にしている間に固まってしまった関節や、落ちてしまった筋力を戻すための機能訓練となります。
これをおざなりにしてしまうと、再発や、パフォーマンスの低下につながります。
ストレッチ
運動後のケアはもちろん大切ですが、硬くなって機能の落ちてしまった筋肉の柔軟性を上げるためにも行います。
関節周りの筋肉が固まってしまっていては正しく動かすことも使うこともできません。
足の甲の痛みに有効なストレッチは次項「自己ケア」をご覧ください。
姿勢指導
猫背や反り腰は運動時のフォームが崩れ、足の接地時にうまく衝撃を吸収できなくなり大きなストレスを与えます。
身体の負担の少ない姿勢を覚え、普段から癖づけることで負担を減らします。
詳しくは「正しい姿勢とは」をご覧ください。
フォーム指導
股関節の協調性を高めるための動作や、足の使い方を改善する歩行指導など必要に応じたフォーム指導を行います。
自分でのトレーニングは下記「自己ケア」をご覧ください。
リハビリについてはこちらをご覧ください。
ツール療法
てつ接骨院では姿勢トレーニングに効果的なツールも各種取り揃えております。
人により最適なツールは異なります。
- 肩・肩甲骨の使い方が悪い場合にアプローチする「POSTURE2.0」
- 偏平足、走行時のフォームなどを補正し改善させる「UTI」
- 骨盤を正しい位置に促す「TANDEN BELT90」
詳しくは「ツールメニュー」をご参考ください。
てつ接骨院では無理に売りつける事は致しません。
ご希望の場合のみご提供しておりますので、気になる方はお申し付けください。
詳しくは「リハビリ」をご覧ください。
自己ケア】
RICE処置
ケガの基本です。
RICE処置はこちらで確認!!
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫・固定)
Elevation(挙上)
こちらも合わせてご覧ください。
スポーツ障害で大切なこと
スポーツ障害での安静
スポーツ障害の重症度と競技休止の目安
リハビリ
リハビリは炎症や損傷の修復が終わり次第始めますが、急性期には行いません。
リハビリの必要性や開始時期には専門的な判断が必要です。
医療機関に診断を仰ぎ、絶対に自己判断でやらないでください。
受傷から数ヶ月以上たっているなど急性期ではないことが確認できる場合に行ってください。
リハビリの前にまずはこちらをお読みください。
「動かす」と「使う」は違う
またこれら自己ケアは予防法にもなります。
ご参考ください。