ピアニストのおすすめケア
てつ接骨院には楽器演奏によるトラブルを抱えたミュージシャンが多く来られます。
長時間、夢中になって練習をしていると、演奏による負担が蓄積され、様々な場所の筋肉の柔軟性の低下を招きます。
柔軟性の低下は様々な不調を起こし、症状による集中力の低下はもちろん、しなやかな動きが損なわれ表現力の低下を招きます。
柔軟性低下の原因について詳しくはこちら。
今回は鍵盤楽器の演奏でかかる負担の特徴とケアをまとめました。
楽器演奏で多いトラブルについてはこちらをお読みください。
鍵盤楽器での負担とケア
首
- 長時間演奏
- 姿勢の悪さ
- 抑揚をつける際の頭の動き
特に、首の横から前にある胸鎖乳突筋や斜角筋、頭を支える僧帽筋に負担がかかります。
また演奏中、強くアクセントを出そうとした際に、急激なストレスが加わり寝違えのような損傷を起こすことがあります。
おすすめケア
背中
- 長時間演奏
- 姿勢の悪さ
- ダイナミックな腕の振り
肩甲骨の可動性が低いと、肩や腕の脱力が出来なくなったり、力強く鍵盤を押し込むために重要な「肩甲骨の引き下げ動作」が出来なくなります。
おすすめケア
腰・股関節
- 長時間演奏
- 姿勢の悪さ
- 間違えた姿勢による反り腰
単純に「座っている」時間が長いことは、筋肉が硬くなり様々な症状を出します。
おすすめケア
腰のストレッチ
お尻のストレッチ①
お尻のストレッチ②
お尻のストレッチ③
股関節の前のストレッチ
肘~手
- 細かく精密な運指
- フォルテの力強い打鍵動作
- ピアニッシモの繊細で緻密な打鍵動作
肘には、指を動かすための筋肉が多くついており、そこから狭い手首を通り指に付きます。
そのため、負担の集中しやすい肘や手首に痛みが出やすく、ばね指は「指の動き」に、手根管症候群は「感覚」に問題が起こります。
おすすめケア
楽器演奏者におすすめのツール
こちらは、さらに姿勢の改善や、良いパフォーマンスを発揮するためのサポートツールです。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
POSUTURE2.0
首や腕を支える肩甲骨周りのサポートや、正しい姿勢を促すツールです。
これにより、姿勢のトレーニングと上半身の安定した使い方が身に付きます。
POSUTURE2.0についてはこちら。
UTI
靴の中に入れるインソールです。
足が安定して地面につくことで体幹の安定に効果があり、演奏後の疲れや、音の響きに違いが出るとのご感想をいただきます。
また、座って演奏することの多い楽器ではあまり関係がないように思えますが、同様の効果を得られるとのご感想をいただくので、地面に足をついている以上、足の安定した接地は大きな効果があると思われます。
UTIについてはこちら。